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2017.05.07
愛知大学野球 第5週 第1日 (6日・豊田市運動公園)
■名城大 高木 サヨナラ打 4年生の意地!愛産大に先勝
名城大は9回、3番・高木祥宏左翼手(4年・東邦)が中前へサヨナラ打を放ち、4−3で愛産大に先勝した。中部大は4−2で愛院大を破った。
■「1球で仕留める」
その一打に、最上級生の意地と覚悟を込めた。名城大は9回2死三塁で打席には高木。3回にも適時打を放っている主砲は「もし勝負してきたら1球で仕留めてやるぞ、と思っていた」。決意通り、カウント1−1から甘く内に入ったスライダーを捉え中前へ。サヨナラ勝ちを決め、右拳を力強く突き上げた。
2回にエースの栗林が連打を浴びて3失点。重いムードがチームを襲った。なかなか流れをつかめない展開に、高木は「4年生として見本となるような打撃をしないと」と心に決めた。高校通算36本塁打の打力を買われ、1年春から代打や指名打者に起用されてきた経験と責任感を9回に示した。
チームは昨春、昨秋とも中京大との優勝争いに敗れて2位だった。今季は打倒中京大を意識するあまり、第3週は愛大に連敗。高木は「中京大ばかり気にして、愛大を下に見ていたのかも。油断でした」と反省する。
愛大戦後の2週間は、「1球へのこだわり」をテーマに全員で練習から集中力を高めて過ごしてきた。目指すべき姿勢を誰よりも体現した高木。後に続く者が出てくれば、悲願の優勝も夢ではない。 (平野梓)
■フォーク狙い撃ち 中部大・細川
中部大は1点を追う8回2死二塁、5番の細川が右越えへ痛烈な適時二塁打を放ち追いついた。「ずっとフォークボールを投げられていて、この時もフォーク。食らいついていきました」と細川。この一打で打線が手を焼いていた愛院大のエース後藤をマウンドから引きずり降ろし、直後に勝ち越し点を奪った。昨秋にパロマ瑞穂で場外弾を放ったパワーの持ち主は「本塁打を狙うとうまくいかないので、強い打球を意識して飛ばしていく」とさらなる活躍を誓った。
▽1回戦(名城大1勝)
愛産大 030000000―3
名城大 001001101―4
▽1回戦(中部大1勝)
愛院大 200000000―2
中部大 00100003x―4
本塁打 藤田(院)
(2017年5月7日 中日スポーツ8面より)
名城大は9回、3番・高木祥宏左翼手(4年・東邦)が中前へサヨナラ打を放ち、4−3で愛産大に先勝した。中部大は4−2で愛院大を破った。
■「1球で仕留める」
その一打に、最上級生の意地と覚悟を込めた。名城大は9回2死三塁で打席には高木。3回にも適時打を放っている主砲は「もし勝負してきたら1球で仕留めてやるぞ、と思っていた」。決意通り、カウント1−1から甘く内に入ったスライダーを捉え中前へ。サヨナラ勝ちを決め、右拳を力強く突き上げた。
2回にエースの栗林が連打を浴びて3失点。重いムードがチームを襲った。なかなか流れをつかめない展開に、高木は「4年生として見本となるような打撃をしないと」と心に決めた。高校通算36本塁打の打力を買われ、1年春から代打や指名打者に起用されてきた経験と責任感を9回に示した。
チームは昨春、昨秋とも中京大との優勝争いに敗れて2位だった。今季は打倒中京大を意識するあまり、第3週は愛大に連敗。高木は「中京大ばかり気にして、愛大を下に見ていたのかも。油断でした」と反省する。
愛大戦後の2週間は、「1球へのこだわり」をテーマに全員で練習から集中力を高めて過ごしてきた。目指すべき姿勢を誰よりも体現した高木。後に続く者が出てくれば、悲願の優勝も夢ではない。 (平野梓)
■フォーク狙い撃ち 中部大・細川
中部大は1点を追う8回2死二塁、5番の細川が右越えへ痛烈な適時二塁打を放ち追いついた。「ずっとフォークボールを投げられていて、この時もフォーク。食らいついていきました」と細川。この一打で打線が手を焼いていた愛院大のエース後藤をマウンドから引きずり降ろし、直後に勝ち越し点を奪った。昨秋にパロマ瑞穂で場外弾を放ったパワーの持ち主は「本塁打を狙うとうまくいかないので、強い打球を意識して飛ばしていく」とさらなる活躍を誓った。
▽1回戦(名城大1勝)
愛産大 030000000―3
名城大 001001101―4
▽1回戦(中部大1勝)
愛院大 200000000―2
中部大 00100003x―4
本塁打 藤田(院)
(2017年5月7日 中日スポーツ8面より)
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