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2017.03.08
中学生ら酵素パワー学ぶ 高峰博士の功績伝える授業
金沢工業大(野々市市)の学生が地元ゆかりの科学者、故高峰譲吉氏の功績を伝える出前実験教室が7日、金沢市高尾台中学校であり、1年生約200人が米こうじなどに含まれる酵素の応用方法を学んだ。
応用バイオ学科などの15人が講師で、高峰氏が、でんぷんなどの食物を分解する酵素に注目して、胃腸薬の精製に役立てたことを説明した。
生徒たちとともに、こうじ菌と小麦粉の表皮を入れたフラスコに食塩水を注ぎ、かき混ぜて酵素液を調合。液をでんぷんに垂らし、分解の過程を観察した。酵素を生かして甘みを引き出した甘酒の、糖度を計る実験にも励んだ。
授業を受けた男子生徒(13)は「地元にすごい人がいることがわかった」と、にっこり。講師陣のリーダーの2年生柳田茉子(まこ)さん(20)は「高峰博士を知らない人もまだ多い中、子どもたちに伝えられてよかった」と満足そうに話した。 (伊藤隆平)
(2017年3月8日 北陸中日新聞朝刊金沢表版より)
応用バイオ学科などの15人が講師で、高峰氏が、でんぷんなどの食物を分解する酵素に注目して、胃腸薬の精製に役立てたことを説明した。
生徒たちとともに、こうじ菌と小麦粉の表皮を入れたフラスコに食塩水を注ぎ、かき混ぜて酵素液を調合。液をでんぷんに垂らし、分解の過程を観察した。酵素を生かして甘みを引き出した甘酒の、糖度を計る実験にも励んだ。
授業を受けた男子生徒(13)は「地元にすごい人がいることがわかった」と、にっこり。講師陣のリーダーの2年生柳田茉子(まこ)さん(20)は「高峰博士を知らない人もまだ多い中、子どもたちに伝えられてよかった」と満足そうに話した。 (伊藤隆平)
(2017年3月8日 北陸中日新聞朝刊金沢表版より)