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2009.10.06
愛大単独首位キープ
愛大が愛院大に3−1で競り勝ち、勝ち点を3とし、単独首位をキープした。5季ぶりに1部リーグに今秋復帰したが、再昇格シーズン即優勝に向けて、進撃する。エース・祖父江大輔投手(4年・愛知)が愛院大1回戦に続いて2試合連続の1失点完投勝利で、今季5勝目をマーク。
■祖父江1失点完投
力強くこぶしを握り締めて勝利と勝ち点獲得を喜んだ。愛大・祖父江は1回戦に続き1失点完投で今季5勝目。疲れを気迫と頭脳でカバーする熱投劇だった。
「後輩たちに1部残留をプレゼントしたい。4年生の間でとにかく頑張ろうと話し合っていたんです」
1回戦の疲労は残っていた。自慢の速球はいつものように走らず、試合後半は肩が疲れてきたことを実感。8回は1点を失ってなお2死一、二塁のピンチだった。しかし、そこはクレバーさを発揮。絶対的エースは最後まで冷静に愛院大打線と対峙(たいじ)した。
「疲れで力が抜けていた分、スライダーが良かった。相手は6番打者。ここで終わっておけば9回は下位打線だから四球だけは出さないように心掛けた」。勝負の球はスライダー。空振り三振でピンチを切り抜けた。
勝ち点を3として、残るカードは6戦全敗している愛工大戦のみ。両校とも2部リーグにいた今春は、愛大が連勝と相性がよい。第6週の中京大−中部大戦の結果が優勝の行方を左右しそうだが、愛大が優位な立場に立ったのは事実。八田剛監督(37)は「お互いよく知っているのがどう出るか。ただ、勝てば優勝の展開になっていれば、自然にモチベーションも上がりますからね」と手応え十分の様子。祖父江も「もう一回、気合を入れ直します。狙っているのは優勝だけ」ときっぱり。10季ぶりの優勝をはっきり視界にとらえた。 (八手亦和人)
◇瑞穂(愛大2勝1敗)
愛大 000030000―3
愛院大 000000010―1
(2009年10月6日 中日スポーツ10面より)
■祖父江1失点完投
力強くこぶしを握り締めて勝利と勝ち点獲得を喜んだ。愛大・祖父江は1回戦に続き1失点完投で今季5勝目。疲れを気迫と頭脳でカバーする熱投劇だった。
「後輩たちに1部残留をプレゼントしたい。4年生の間でとにかく頑張ろうと話し合っていたんです」
1回戦の疲労は残っていた。自慢の速球はいつものように走らず、試合後半は肩が疲れてきたことを実感。8回は1点を失ってなお2死一、二塁のピンチだった。しかし、そこはクレバーさを発揮。絶対的エースは最後まで冷静に愛院大打線と対峙(たいじ)した。
「疲れで力が抜けていた分、スライダーが良かった。相手は6番打者。ここで終わっておけば9回は下位打線だから四球だけは出さないように心掛けた」。勝負の球はスライダー。空振り三振でピンチを切り抜けた。
勝ち点を3として、残るカードは6戦全敗している愛工大戦のみ。両校とも2部リーグにいた今春は、愛大が連勝と相性がよい。第6週の中京大−中部大戦の結果が優勝の行方を左右しそうだが、愛大が優位な立場に立ったのは事実。八田剛監督(37)は「お互いよく知っているのがどう出るか。ただ、勝てば優勝の展開になっていれば、自然にモチベーションも上がりますからね」と手応え十分の様子。祖父江も「もう一回、気合を入れ直します。狙っているのは優勝だけ」ときっぱり。10季ぶりの優勝をはっきり視界にとらえた。 (八手亦和人)
◇瑞穂(愛大2勝1敗)
愛大 000030000―3
愛院大 000000010―1
(2009年10月6日 中日スポーツ10面より)