進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2017.02.21

愛知県芸大生が弦楽四重奏公演 自ら企画、構成も

 愛知県立芸術大生によるコンサート「北欧の森〜弦楽四重奏でめぐる水と森に包まれた世界〜」が23日、同県の岡崎市シビックセンターで開かれる。

 学生がセンターの支援を受け、企画から実施までを自分たちで考える公演で、今年が3回目。過去2回はいずれもオペラ作品の上演だったが、今回は学内オーディションで弦楽四重奏団「ルボワ カルテット」が選ばれた。

 出演する4人は3年生で、一昨年から活動する。公演では本年度力を入れてきた北欧音楽をテーマに、シベリウスの弦楽四重奏曲「内なる声」をメインに据えた。公演の主催実績がある同センターからアドバイスを受けつつ、話し合いを重ねて観客目線の構成やチラシ作りを考えた。ビオラの山内佑太は「ターゲットを絞り、宣伝効果を検討する。演奏会を戦略的に考えるきっかけになった」と話す。

 前後半に分け、グリーグの弦楽四重奏曲なども披露する。バイオリンの宇佐見優は「演奏だけでなく、トークや舞台照明にもこだわっているので、そこも楽しんでもらいたい」と意気込む。午後6時半開演、1000円。(問)同センター=電0564(72)5111

 (古谷祥子)

(2017年2月21日 中日新聞朝刊6面より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ