大垣市浅中公園陸上競技場を主会場に開かれた「第３８回田口福寿杯中日西濃駅伝」（大垣市陸上競技協会、中日新聞社などでつくる実行委員会主催）。県勢では、高校男子の益田清風が２位、女子の大垣日大と一般Ａの岐阜経済大２年が３位に輝き、一般Ｂの東レドリームランナーが５位に入るなど、力走を見せた。（長永みづき、吉本章紀）

　一般Ａでは、岐阜経済大２年が３位に入り、県勢トップの座をつかんだ。同大は学年別チームを中心に７チームが出場。３年チームも６位入賞で、駅伝部全体で強さを示した。

　主将の山本悠塁（ゆうり）さん（２１）＝３年＝が「流れをつくったヒーロー」と名指しするのは、２年チームで１区を走った武隈泰貴さん（２０）。武隈さんは岐阜経済大の出場チーム中でトップの３位で２区につなぎ、終了後には「３年生には勝って当たり前。１年生は相手になんないです」と強気に言い切っていた。２区で３年生に抜かれたが、５区の本田大勝さん（２０）が再び前に出た。「集中していて３年生を抜いたことも気付かなかった」と明かす。

　揖斐祐治監督（３７）は「地元でよく頑張って走ってくれた」と選手らをねぎらった。

（2017年2月20日　中日新聞朝刊12面より）