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2017.02.08
外国人にも防災意識を 英語版パンフ・避難所表示アプリ 金沢工大生ら野々市市に寄贈
金沢工業大(野々市市)と金沢工業高等専門学校(金沢市)の学生グループは7日、自分たちで作製した野々市市内の「防災パンフレット英語版」200部と「災害避難場所表示アプリ」を、同市に寄贈した。パンフレットは市民課や防災課などの窓口に置かれる。
市は昨年4月、「情報発信の英語化」を課題として学生グループに提案。所属する同大の学生10人と同校の学生2人が、8月に市内の外国人に日本の印象を聞いた。すると「日本は安全だ」とする意見が多かった。しかし、日本は地震が多い国。外国人にも防災意識をより高めてもらおうとパンフレットとアプリの作成を決めた。
パンフレットは、病院の位置と避難場所を示した地図や、パスポート、通帳、実印など災害が起きたとき外国人が持ち出すべき物を英語で表示。アプリを取り込むことができるQRコードも載せ、読み込むと避難場所をスマートフォンでも確認できる。
この日は、グループ代表の6人が市役所を訪れ、粟貴章市長にパンフレットを手渡した。粟市長は「外国人のニーズを踏まえて精度の高い内容」と評価した。同大3年の能美龍星さん(21)は「今後も困っている外国人を助けたい」と話した。 (冨田章午)
(2017年2月8日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)
市は昨年4月、「情報発信の英語化」を課題として学生グループに提案。所属する同大の学生10人と同校の学生2人が、8月に市内の外国人に日本の印象を聞いた。すると「日本は安全だ」とする意見が多かった。しかし、日本は地震が多い国。外国人にも防災意識をより高めてもらおうとパンフレットとアプリの作成を決めた。
パンフレットは、病院の位置と避難場所を示した地図や、パスポート、通帳、実印など災害が起きたとき外国人が持ち出すべき物を英語で表示。アプリを取り込むことができるQRコードも載せ、読み込むと避難場所をスマートフォンでも確認できる。
この日は、グループ代表の6人が市役所を訪れ、粟貴章市長にパンフレットを手渡した。粟市長は「外国人のニーズを踏まえて精度の高い内容」と評価した。同大3年の能美龍星さん(21)は「今後も困っている外国人を助けたい」と話した。 (冨田章午)
(2017年2月8日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)