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中日新聞掲載の大学記事

2016.12.13

家康 NYで学んだこと 武将隊 愛知淑徳大で講義

 千種区桜が丘の愛知淑徳大で12日、「名古屋おもてなし武将隊」の徳川家康が、10月に米国・ニューヨークで行った名古屋市のPR活動に関する講義をした。専門科目を英語で学ぶグローバル・コミュニケーション学部の1年生を中心とした約60人が聴講した。

 日本語、英語、イタリア語、中国語で自己紹介。日本語と英語で進めた講義では「ニューヨークでどんな宝を手にしたか」をテーマに、現地で出会った人や遭遇した場面から得た学びの成果を伝えた。

 セントラルパークで出会った、4年前からほぼ毎日、ジョン・レノンの曲を歌っているという男性からは、何かを失ったとき、悲しむだけではなく、存在の喪失も前向きに捉えてみることの大切さを学んだという。「歳月は流れても、自分に良い影響を与えたものは、おのが自身の中で生きているのじゃ」と説明した。

 質疑応答で「留学生から名古屋の魅力を聞かれるが何だと思うか」と聞かれると「まずは話してみよう。そして、その国との差異が一番特徴的な物を見せよ」と答えた。

 1年間ボストンに留学していたという、交流文化学部4年の友松美子さん(23)は「今の日本人にとって大切なことを教えてくれた気がする。ジョン・レノンに関する考え方も共感できた。物事をポジティブに考えて未来に生かそうと思う」と話した。(目黒広菜)

(2016年12月13日 中日新聞朝刊市民版より)
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