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中日新聞掲載の大学記事

2016.10.21

鈴鹿医療科学大生が共同開発 秋の味わい お弁当に込めて 30日まで限定販売

 食品スーパーのマックスバリュ中部(MV中部、名古屋市)は、鈴鹿市の鈴鹿医療科学大の学生と弁当「秋風かほる鈴華(すずか)御膳」を共同開発した。30日までの土、日曜限定で、県内などの99店舗で販売している。

 鈴華御膳には、あおさやちりめんじゃこが入った2種類のご飯をはじめ、みそカツや野菜の煮物、豆腐ハンバーグなどが詰まっている。8種類の野菜を使って栄養バランスに考慮。県産食材も織り交ぜながら、三重らしさを前面に出した。

 MV中部と地元学生との同様の共同企画は9例目で、県内では鈴鹿医療科学大が初。大学では、保健衛生学部管理栄養コース4年の森日和(ひより)さん(21)、齋藤望実(のぞみ)さん(22)、世古祐奈さん(21)、田中綾さん(21)が、季節感や野菜不足の解消などを念頭に置きながら試作を重ね、MV中部の担当者と商品化を協議してきた。

 店頭では15日から販売が始まり、鈴鹿市のMV鈴鹿住吉店では初日、1時間ほどで用意していた70食が完売。購入した同市国府町の主婦(57)は「時折弁当を買うが、季節感など真新しさが欲しかった」と話した。

 森さんは「価格設定やコスト面など、商品にするまでを考えるのが大変だった」。12月には「寒さやわらぐ鈴華御膳」(仮題)の発売も計画されており、「他県の方にも三重の食材の魅力を伝えたい」と意気込んだ。(山本克也)

(2016年10月21日 中日新聞朝刊三重総合版より)
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