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中日新聞掲載の大学記事

2016.10.21

地域医療施設運営へ 藤田保健大提携 豊明市、東郷町と

 豊明市と東郷町は20日、医療と介護の連携拠点として豊明市内に設置する「地域医療連携センター」について、運営を担う藤田保健衛生大(同市)と協定を締結した。市や同大によると、大学がセンターの運営主体になるのは全国で初めて。

 連携センターは、大学病院や地域の医師会、福祉関係者をつなぎ、患者の退院後の在宅療養をサポートする施設。厚生労働省は全国の自治体に対し、2018年度までに設置するよう求めている。

 同大で開かれた協定締結式には、小浮正典市長と川瀬雅喜町長、同大の才藤栄一統括副学長が出席。小浮市長は「医療や介護、いろんな立場の方が拠点に集まって、顔が見える形で連携できるようになる」と述べた。

 市と町のセンターは来年7月、同大に近い豊明団地の集会所に開設され、同大の医療ソーシャルワーカーや看護師ら約10人態勢で運営する。センターには同大が進める介護ロボットの研究開発拠点も併設される予定。

 才藤統括副学長は「われわれは現場の必要性からの方法論を実践してきた。将来的には一人一人の患者のデータを共有できるシステムをつくりたい」と話した。(森若奈)

(2016年10月21日 中日新聞朝刊県内版より)
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