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2016.10.20
全日本大学女子駅伝 名城大 返り咲きへ好位置 全日本大学女子 30日号砲
全日本大学女子駅伝(6区間、38キロ)は30日、仙台市で開かれる。5連覇中の立命大に対し、王座奪還に挑むのが優勝1回、準優勝3回を誇る名城大だ。昨年のメンバーが残り、期待の1年生も加入。11年ぶり2度目の頂点に立つ準備は整った。
今季のスローガンは「立命館に勝つ」。明快なだけに、かえって決意の強さを感じさせる。
18年連続18度目の出場となる伝統校も、昨年5位、一昨年7位と、最近は優勝争いに食い込めていない。ただ今年は、前回走った6人全員が残る。さらに昨夏の全国高校総体で800、1500メートルの2冠に輝いた向井智香(愛知・至学館高)ら強力なルーキーも加入した。
昨年末の全日本大学女子選抜駅伝(富士山駅伝)では久しぶりの全国2位。「あとは1位を狙うしかない」と主将の湯沢ほのか(4年)は力を込める。積水化学に内定している不動のエース湯沢が昨年に続いて5区起用が濃厚なだけに、米田勝朗監督は、1〜3区の出来が鍵を握るとみている。「ここでどれだけ先頭争いに加わっていられるか。あとはエース区間の5区で何とかしてくれるでしょう」
昨年、1年生ながら大事な1区に起用された青木和はこの1年、常に勝負をイメージしながら練習に取り組んできた。先頭集団に食らい付きながらも残り400メートル付近で相手のスパートについていけず、トップと10秒差の5位でたすきをつないだ。
今年も同じ区間を任される見込み。悔しい思い出を払拭(ふっしょく)するには、先頭で渡すしかない。「リベンジするためのいい練習はしてこられた。今年はゴールで笑いたい」。杜(もり)の都で、堂々と復活をアピールする。(多園尚樹)
(2016年10月20日 中日新聞朝刊22面より)
今季のスローガンは「立命館に勝つ」。明快なだけに、かえって決意の強さを感じさせる。
18年連続18度目の出場となる伝統校も、昨年5位、一昨年7位と、最近は優勝争いに食い込めていない。ただ今年は、前回走った6人全員が残る。さらに昨夏の全国高校総体で800、1500メートルの2冠に輝いた向井智香(愛知・至学館高)ら強力なルーキーも加入した。
昨年末の全日本大学女子選抜駅伝(富士山駅伝)では久しぶりの全国2位。「あとは1位を狙うしかない」と主将の湯沢ほのか(4年)は力を込める。積水化学に内定している不動のエース湯沢が昨年に続いて5区起用が濃厚なだけに、米田勝朗監督は、1〜3区の出来が鍵を握るとみている。「ここでどれだけ先頭争いに加わっていられるか。あとはエース区間の5区で何とかしてくれるでしょう」
昨年、1年生ながら大事な1区に起用された青木和はこの1年、常に勝負をイメージしながら練習に取り組んできた。先頭集団に食らい付きながらも残り400メートル付近で相手のスパートについていけず、トップと10秒差の5位でたすきをつないだ。
今年も同じ区間を任される見込み。悔しい思い出を払拭(ふっしょく)するには、先頭で渡すしかない。「リベンジするためのいい練習はしてこられた。今年はゴールで笑いたい」。杜(もり)の都で、堂々と復活をアピールする。(多園尚樹)
(2016年10月20日 中日新聞朝刊22面より)
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