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2016.10.10
東海地区大学野球 岐阜学生リーグ 中京学院大5点差逆転!!2季連続神宮へ望み
■ドラフト1位候補 吉川マルチ安打締め
東海地区大学野球岐阜学生リーグの最終週最終日の9日、岐阜市の長良川球場で2試合が行われた。20日のドラフト会議で1位候補に挙がる中京学院大の吉川尚輝遊撃手(4年、岐阜・中京)は中部学院大との2回戦で2安打1盗塁の活躍を見せ、9−5で勝ち連勝。2位で全日程を終了し、明治神宮大会につながる3連盟王座決定戦の出場権が懸かる東海地区大学秋季選手権大会(21日開幕、三重・伊勢市営倉田山)出場を決めた。
■通算131安打
春の大学日本一に輝いた中京学院大が2季連続の神宮へ望みをつないだ。優勝は中部学院大に譲ったが、そのライバルに最終週でストレート勝ちして2位で終了。ドラフト前の最後の公式戦で吉川も2安打を放った。
「春は最高だったのに、秋は神宮へのチャンスもないのは嫌だった。最高の雰囲気です」。5点差をひっくり返しての逆転勝ちに声を弾ませた。
この日の2安打で、4年間で積み上げたリーグ通算安打数は131本となった。記録が残っていないため、リーグ記録かどうかは不明。だが、131安打は阪神・高山が明大時代に樹立した東京六大学リーグの通算最多安打記録と同じ本数だ。
「つなぐ意識で打てた。ここまで打てたのは指導者や仲間のおかげ」と吉川。通算打率も3割7分。今季は優秀選手賞とベストナインに加えて本塁打王(2本)も受賞した。守備と俊足だけでなく、課題とされた打力も成長した4年間だった。
■スカウトが集結
11球団のスカウトが集結した8日に続いて、阪神・和田シニアアドバイザーら4球団7人のスカウトが視察した。最終戦でもアピールして、ドラフト本番と秋季選手権を迎える。 (麻生和男)
■長島直訴し完投
中京学院大の先発・長島彰(1年、中部大第一)は2回までに5点を失ったが、3回以降は1安打投球で完投。逆転勝利を呼び込んだ。6回で近藤監督から一度は交代を告げられたものの、続投を直訴。1年生右腕は「最後まで粘りたかった。流れを作って、援護してもらおうと思った」と笑顔で話した。長島彰はこの日の活躍もふまえ、ベストナインを初受賞。近藤監督は「素晴らしい1年生です」とうれし涙でたたえた。
▽2回戦(中京学院大2勝)
中京学院大 000010125―9
中部学院大 140000000―5
(京)長島彰−山崎
(部)瀬戸上、若山、地守、西居、楠本−加藤
【岐阜学生リーグ】▽2回戦
朝日大4−2岐阜聖徳学園大
(朝日大2勝)
▽全日程終了
<1>中部学院大8勝3敗(勝ち点4)
<2>中京学院大9勝4敗(4)
<3>岐阜経大8勝5敗(4)
<4>朝日大7勝6敗(2)
<5>岐阜聖徳学園大4勝8敗(1)
<6>岐阜大0勝10敗(0)=<1>中部学院大<2>中京学院大は東海地区秋季選手権大会に出場(1〜3位は勝率差による)
(2016年10月10日 中日スポーツ10面より)
東海地区大学野球岐阜学生リーグの最終週最終日の9日、岐阜市の長良川球場で2試合が行われた。20日のドラフト会議で1位候補に挙がる中京学院大の吉川尚輝遊撃手(4年、岐阜・中京)は中部学院大との2回戦で2安打1盗塁の活躍を見せ、9−5で勝ち連勝。2位で全日程を終了し、明治神宮大会につながる3連盟王座決定戦の出場権が懸かる東海地区大学秋季選手権大会(21日開幕、三重・伊勢市営倉田山)出場を決めた。
■通算131安打
春の大学日本一に輝いた中京学院大が2季連続の神宮へ望みをつないだ。優勝は中部学院大に譲ったが、そのライバルに最終週でストレート勝ちして2位で終了。ドラフト前の最後の公式戦で吉川も2安打を放った。
「春は最高だったのに、秋は神宮へのチャンスもないのは嫌だった。最高の雰囲気です」。5点差をひっくり返しての逆転勝ちに声を弾ませた。
この日の2安打で、4年間で積み上げたリーグ通算安打数は131本となった。記録が残っていないため、リーグ記録かどうかは不明。だが、131安打は阪神・高山が明大時代に樹立した東京六大学リーグの通算最多安打記録と同じ本数だ。
「つなぐ意識で打てた。ここまで打てたのは指導者や仲間のおかげ」と吉川。通算打率も3割7分。今季は優秀選手賞とベストナインに加えて本塁打王(2本)も受賞した。守備と俊足だけでなく、課題とされた打力も成長した4年間だった。
■スカウトが集結
11球団のスカウトが集結した8日に続いて、阪神・和田シニアアドバイザーら4球団7人のスカウトが視察した。最終戦でもアピールして、ドラフト本番と秋季選手権を迎える。 (麻生和男)
■長島直訴し完投
中京学院大の先発・長島彰(1年、中部大第一)は2回までに5点を失ったが、3回以降は1安打投球で完投。逆転勝利を呼び込んだ。6回で近藤監督から一度は交代を告げられたものの、続投を直訴。1年生右腕は「最後まで粘りたかった。流れを作って、援護してもらおうと思った」と笑顔で話した。長島彰はこの日の活躍もふまえ、ベストナインを初受賞。近藤監督は「素晴らしい1年生です」とうれし涙でたたえた。
▽2回戦(中京学院大2勝)
中京学院大 000010125―9
中部学院大 140000000―5
(京)長島彰−山崎
(部)瀬戸上、若山、地守、西居、楠本−加藤
【岐阜学生リーグ】▽2回戦
朝日大4−2岐阜聖徳学園大
(朝日大2勝)
▽全日程終了
<1>中部学院大8勝3敗(勝ち点4)
<2>中京学院大9勝4敗(4)
<3>岐阜経大8勝5敗(4)
<4>朝日大7勝6敗(2)
<5>岐阜聖徳学園大4勝8敗(1)
<6>岐阜大0勝10敗(0)=<1>中部学院大<2>中京学院大は東海地区秋季選手権大会に出場(1〜3位は勝率差による)
(2016年10月10日 中日スポーツ10面より)