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2016.09.23
減災や環境チーム発表 学園祭 名古屋高生、シンポで
名古屋高校(東区砂田橋二)の生徒がエネルギーや環境、防災をテーマに、調べたことや意見をまとめて発表するシンポジウムが22日、同校の学園祭の中で開かれた。
避難訓練を企画運営したり、学校周辺のハザードマップを作ったりと防災に取り組む有志「減災チーム」と、21日の予選で選ばれた「エネルギー」「環境」をテーマにした1チームずつが発表。名古屋学院大の江口忍教授(経済学)が講評した。
エネルギーチームは、日本の再生可能エネルギーは先進国に比べて発電量や値段で劣り、位置付けが低いことを指摘。「資源が乏しい日本はもっと予算を拠出するなど方針を明確化するべきだ」とまとめた。江口教授は「再生可能エネルギーへの認識が甘いのは、製造業が多い日本では良質の安定した電力供給を望む経済界が原発を支持しているため」と補足説明した。
環境チームは名古屋市のリサイクル政策の現状と課題を、減災チームは「助かる人から助ける人へ」を目標にしたこれまでの取り組みを発表した。 (塚田真裕)
(2016年9月23日 中日新聞朝刊市民総合版より)
避難訓練を企画運営したり、学校周辺のハザードマップを作ったりと防災に取り組む有志「減災チーム」と、21日の予選で選ばれた「エネルギー」「環境」をテーマにした1チームずつが発表。名古屋学院大の江口忍教授(経済学)が講評した。
エネルギーチームは、日本の再生可能エネルギーは先進国に比べて発電量や値段で劣り、位置付けが低いことを指摘。「資源が乏しい日本はもっと予算を拠出するなど方針を明確化するべきだ」とまとめた。江口教授は「再生可能エネルギーへの認識が甘いのは、製造業が多い日本では良質の安定した電力供給を望む経済界が原発を支持しているため」と補足説明した。
環境チームは名古屋市のリサイクル政策の現状と課題を、減災チームは「助かる人から助ける人へ」を目標にしたこれまでの取り組みを発表した。 (塚田真裕)
(2016年9月23日 中日新聞朝刊市民総合版より)