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2016.09.15
ネットで防災 利用呼び掛け 尾張旭市 危険度や避難所表示
熊本地震や台風10号など全国各地で自然災害が猛威を振るう中、尾張旭市はインターネットを利用した2つの防災対策を用意した。「家族で防災を考えるきっかけになれば」と利用を呼び掛けている。(堀井聡子)
1つは、ホームページで自宅の耐震危険度などを調べることができるシステム「リスクで考えるわが家の耐震」(http://eqk-risk.gogh.nuac.nagoya-u.ac.jp/)。名古屋産業大、名古屋大と市が連携して開発し、8月に運用を始めた。
市と2大学は昨年度、市内で採取した約750本のボーリングデータを基に、50メートル四方の細かい範囲で震度予測した独自のハザードマップを作製。今回の取り組みにはマップ作製時のデータが応用され、県内でも珍しいシステムになっている。
住所や建物の築年数などを入力すれば、大地震が発生した場合自宅がどのくらい揺れるか、木造住宅の場合は倒壊、半壊、死亡のリスクがどの程度あるかが表とグラフで示される仕組み。耐震改修した場合に軽減されるリスクの目安も表示される。
もう1つは、日本気象協会が7月末から配信しているアプリ「わが家の防災ナビ」。全国どこでも現在地から近い避難所の位置や、メンバー登録した家族の位置などが地図に表示される。
家族の人数に応じて必要な備蓄品を計算したり、避難計画を共有できたりもする。アプリを一定以上利用するとポイントがたまり、非常食や防災用品と交換することができる。
同市は市内の防災イベントでアプリを紹介し、ポイントの特典に尾張旭のキャラクター「あさぴー」グッズを提供している。
市災害対策室の福士貴治室長補佐は「どちらも、誰でも気軽に使えるシステム。災害対策は普段から備えをする自助努力が大切なので、ホームページやアプリをきっかけに、防災に取り組んでほしい」と話した。(問)災害対策室=0561(76)8127
(2016年9月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)
1つは、ホームページで自宅の耐震危険度などを調べることができるシステム「リスクで考えるわが家の耐震」(http://eqk-risk.gogh.nuac.nagoya-u.ac.jp/)。名古屋産業大、名古屋大と市が連携して開発し、8月に運用を始めた。
市と2大学は昨年度、市内で採取した約750本のボーリングデータを基に、50メートル四方の細かい範囲で震度予測した独自のハザードマップを作製。今回の取り組みにはマップ作製時のデータが応用され、県内でも珍しいシステムになっている。
住所や建物の築年数などを入力すれば、大地震が発生した場合自宅がどのくらい揺れるか、木造住宅の場合は倒壊、半壊、死亡のリスクがどの程度あるかが表とグラフで示される仕組み。耐震改修した場合に軽減されるリスクの目安も表示される。
もう1つは、日本気象協会が7月末から配信しているアプリ「わが家の防災ナビ」。全国どこでも現在地から近い避難所の位置や、メンバー登録した家族の位置などが地図に表示される。
家族の人数に応じて必要な備蓄品を計算したり、避難計画を共有できたりもする。アプリを一定以上利用するとポイントがたまり、非常食や防災用品と交換することができる。
同市は市内の防災イベントでアプリを紹介し、ポイントの特典に尾張旭のキャラクター「あさぴー」グッズを提供している。
市災害対策室の福士貴治室長補佐は「どちらも、誰でも気軽に使えるシステム。災害対策は普段から備えをする自助努力が大切なので、ホームページやアプリをきっかけに、防災に取り組んでほしい」と話した。(問)災害対策室=0561(76)8127
(2016年9月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)