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中日新聞掲載の大学記事

2016.06.08

全日本大学野球選手権 中京学院大 8強

 全日本大学野球選手権第2日は7日、神宮球場などで6試合が行われ、2回戦では初出場の中京学院大(東海)が3−2で桐蔭横浜大(神奈川)に、中央学院大(千葉)が6−1で共栄大(東京新大学)にそれぞれ勝って8強入りした。

 1回戦では中京大(愛知)が1−5で奈良学園大(近畿)に敗れた。東北福祉大(仙台6大学)は5−0で東農大北海道オホーツク(北海道)に快勝。九産大(福岡6大学)は日体大(首都)を1−0で下し、関西国際大(阪神)とともに2回戦へ進んだ。8日は2回戦6試合が予定され、ベスト8がそろう。

■中京大 力負け 対策実らず10三振

 直球が来ると分かっていても捉えきれない。散発3安打。中京大は完全な力負けだった。7年ぶりに乗り込んだ大会。半田監督も選手たちも「何もやらせてもらえなかった」と、ぼうぜんとしていた。

 相手投手は立ち上がりから変化球の制球に苦しんでいた。狙いは絞りやすかった。ただ140キロ台半ばの直球は、手元で予想以上に伸びた。差し込まれて凡飛になるケースが目立った上、10三振を奪われた。

 もちろん、漫然と打席に立っていたわけではない。川上主将(4年、岐阜・大垣南)は「6回以降は全員がノーステップで打つようにした」と、対策は講じていたが実らなかった。

 唯一、試合の流れを引き寄せる好機があった。先制された直後の1回。1安打1四球に2失策が絡み、すぐに追い付いた。なお続く1死一、二塁で後続が凡退。半田監督は「あそこで勝ち越せていたら」と悔やむ。愛知大学リーグでは相手のミスに乗じて得点を重ねてきたが、神宮では許してもらえなかった。

 「愛知でぶっちぎりで優勝するぐらいじゃないと全日本では勝てない」。半田監督は大きな大会でも勝てるチームをつくるため、秋に向けて学年には関係なく全ポジジョンを洗い直す。(東郷賢一)

▽1回戦
東北福祉大(仙台6大学) 000101102―5
東農大北海道オホーツク(北海道) 000000000―0
(北)城間、大園、津森、波多野−長坂
(農)宮本、岡本、藤谷、諸見里−石井
本塁打 長坂、浅沼(以上北)

奈良学園大(近畿) 120100100―5
中京大(愛知) 100000000―1
(奈)鈴木−松木、沖
(中)古田、若林、大内、山中−池田
本塁打 米満(奈)

日体大(首都) 000000000―0
九産大(福岡6大学) 00001000x―1
(日)松本−馬場、浜村
(九)草場、伊藤−高山
本塁打 花堂(九)

花園大(京滋) 3000010003―7
関西国際大(阪神) 0000031004―8
(タイブレーク10回)
(花)大江−川勝
(関)門野、上野、森国、前田−藤井

共栄大(東京新大学) 100000000―1
中央学院大(千葉) 00310101x―6
(共)清水、矢野、日高、石井−上野、村田
(中)臼井−長井
本塁打 長谷川(共)

中京学院大(東海) 000101100―3
桐蔭横浜大(神奈川) 000000002―2
(中)熊岡、柳川−山崎
(桐)高橋拓、斎藤−北野、田口
本塁打 楠(中)

(2016年6月8日 中日新聞朝刊24面より)
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