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中日新聞掲載の大学記事

2016.06.08

顕微鏡使い生物観察 バイオ大開講 学びの実験室 子どもたち楽しむ

 長浜市の小中学生が大学教員に科学を教わる「学びの実験室」が7日、市内の長浜バイオ大で始まった。初回は長浜南小学校の5年生24人が顕微鏡を使い、生物の観察を楽しんだ。(鈴木智重)

 子どもたちの理科離れに対して、科学への関心を高める市とバイオ大の連携事業。2年間の試行を経て、キャンパス内に新築した「命翔(めいしょう)館」に専用室を設け、大学で使うレベルの機器もそろえて今年から本格開催することにした。

 この日は、子どもたちが理科の授業でメダカの誕生を学んでいるのに合わせ、小型の甲殻類「ブラインシュリンプ」と、大学の実験でもよく使われるアフリカツメガエルを観察した。

 実験室を担当する宇佐美昭二教授らに教わりながら、顕微鏡で幼生が動く様子や卵の細胞分裂を観察し、絵と文字でメモを書いた。女児(11)は「学校ではなかなか見られない生き物を、はっきり見られて面白い」と話していた。

 長浜南小5年の残る50人は8、9日に参加する。今年はほかに小中学校4校で開き、来年度以降は回数を3倍程度増やす計画だ。

(2016年6月8日 中日新聞朝刊びわこ総合版より)
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