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2016.06.01
中部大と京大 連携 あす協定締結 学問「新分野」を育成
中部大(春日井市)と京都大(京都市)は2日、両大学の中部地方ゆかりの世界レベルの研究者らが、新たな学問分野づくりを目指す連携協定を結ぶ。中部大は「創発学術院」を4月に新設しており、協定に合わせて運営の中心となるコーディネーターとして、いずれも京大特別教授の森重文さんと松沢哲郎さんを迎える。中部大で調印式に続き、2人が記念講演をする。(森耕一)
中部大の飯吉厚夫理事長が院長を務める学術院は、協定締結で本格的に動きだす。中部大からはノーベル賞候補にも挙がる有機化学者の山本尚教授らも参加する。
名古屋市出身で数学の最高峰フィールズ賞受賞者の森さん、犬山市の霊長類研究所で長年チンパンジーを研究する松沢さんはともに3月に京大の定年を迎えたが、京大は「高等研究院」を新設し、2人は研究院特別教授に就任した。
中部大「学術院」、京大「研究院」とも、卓越した研究者が従来の学問の枠組みにとらわれず研究に専念できる場を目指していることから、二院間の協定が決まった。
森さん、松沢さんを中心に重点とする研究分野を決め、将来性のある若手研究者らを迎える計画。松沢さんは「中部大の先端研究を育てようと決めた熱意と京大の高い研究能力を融合して、全く新しい学問を育てたい」と話している。
講演は2日午後4時15分からで無料、申し込み不要。森さんは「楽しい数学、役に立つ数学」、松沢さんは「チンパンジーが教えてくれた人間の心」をテーマに話す。
(2016年6月1日 中日新聞朝刊県内総合版より)
中部大の飯吉厚夫理事長が院長を務める学術院は、協定締結で本格的に動きだす。中部大からはノーベル賞候補にも挙がる有機化学者の山本尚教授らも参加する。
名古屋市出身で数学の最高峰フィールズ賞受賞者の森さん、犬山市の霊長類研究所で長年チンパンジーを研究する松沢さんはともに3月に京大の定年を迎えたが、京大は「高等研究院」を新設し、2人は研究院特別教授に就任した。
中部大「学術院」、京大「研究院」とも、卓越した研究者が従来の学問の枠組みにとらわれず研究に専念できる場を目指していることから、二院間の協定が決まった。
森さん、松沢さんを中心に重点とする研究分野を決め、将来性のある若手研究者らを迎える計画。松沢さんは「中部大の先端研究を育てようと決めた熱意と京大の高い研究能力を融合して、全く新しい学問を育てたい」と話している。
講演は2日午後4時15分からで無料、申し込み不要。森さんは「楽しい数学、役に立つ数学」、松沢さんは「チンパンジーが教えてくれた人間の心」をテーマに話す。
(2016年6月1日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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