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2016.05.26
名古屋の食文化 関東にも 北区の名店と連携 愛院大生、フェア出品
愛知学院大経営学部(北区)の学生たちが区内の名店と協力し、地域のシンボルとなる2種類の郷土食を新たに開発した。26日から東京の百貨店で始まる食のイベントで学生らが販売し、名古屋の食文化を発信する。(奥村圭吾)
一つ目は、名物のきしめんに黄色いウコン粉末を練り込んだ「なごめん」。県特産の八丁みそと名古屋コーチンのエキスを加えたソースをかけ、あんかけスパゲティのように食す。家庭での消費量が落ち込むきしめんの人気を取り戻そうと、1918(大正7)年創業のきしめん屋「角千本店」(西味鋺5)と共同で開発した。
二つ目は、角切りのサツマイモに小麦粉を絡めた生地を蒸し上げる郷土菓子「鬼まんじゅう」に、地元の金虎酒造の吟醸酒かすを加えた「尾張名古屋のなごみまん」。35(昭和10)年創業の「御菓子処おくむら」(大曽根4)が協力。名称には「家庭を和ませるお菓子になって」との願いを込めた。
取り組みは同大の社会貢献の一環で北区では昨年に続き2回目。経営学部の授業で開発を進めた。26〜31日に東京の「新宿高島屋」で開かれる「第9回大学は美味(おい)しい!!フェア」に2〜4年の学生8人が参加。なごめんは3食分で1080円、なごみまんは1個160円で販売する。
同大経営学部の鵜飼宏成教授(50)は「名古屋の文化と学生のアイデアがふんだんに盛り込まれた完成度の高い作品」と話す。開発チームのリーダーを務める西ケ谷奈津さん(21)は「商品として成立するかを見極める企業側の目線が勉強になった。名古屋の食文化を関東圏の人にも知ってもらいたい」と意気込んでいる。
(2016年5月26日 中日新聞朝刊市民版より)
一つ目は、名物のきしめんに黄色いウコン粉末を練り込んだ「なごめん」。県特産の八丁みそと名古屋コーチンのエキスを加えたソースをかけ、あんかけスパゲティのように食す。家庭での消費量が落ち込むきしめんの人気を取り戻そうと、1918(大正7)年創業のきしめん屋「角千本店」(西味鋺5)と共同で開発した。
二つ目は、角切りのサツマイモに小麦粉を絡めた生地を蒸し上げる郷土菓子「鬼まんじゅう」に、地元の金虎酒造の吟醸酒かすを加えた「尾張名古屋のなごみまん」。35(昭和10)年創業の「御菓子処おくむら」(大曽根4)が協力。名称には「家庭を和ませるお菓子になって」との願いを込めた。
取り組みは同大の社会貢献の一環で北区では昨年に続き2回目。経営学部の授業で開発を進めた。26〜31日に東京の「新宿高島屋」で開かれる「第9回大学は美味(おい)しい!!フェア」に2〜4年の学生8人が参加。なごめんは3食分で1080円、なごみまんは1個160円で販売する。
同大経営学部の鵜飼宏成教授(50)は「名古屋の文化と学生のアイデアがふんだんに盛り込まれた完成度の高い作品」と話す。開発チームのリーダーを務める西ケ谷奈津さん(21)は「商品として成立するかを見極める企業側の目線が勉強になった。名古屋の食文化を関東圏の人にも知ってもらいたい」と意気込んでいる。
(2016年5月26日 中日新聞朝刊市民版より)