進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2016.05.09

女子学生の視点を活用 金城学院大 中部空港と協定

 金城学院大(守山区大森2)は6日、中部国際空港(常滑市)と空港の活性化や地域振興で協力する包括協定を結んだ。女子学生の視点を生かし、イベント開催や商品開発を進める。

 同大国際情報学部国際情報学科の庫元(くらもと)正博教授のゼミが昨年、同大生を対象にセントレアへのイメージ調査をしたり、空港職員を招いて学生がイベントの企画提案をしたりしたのがきっかけ。

 協定の締結を受け、ゼミ生約20人が「金城セントレアサポーターズ」に就任。若い世代はあまり海外旅行に行かず空港利用が減っているため、若者への意識調査や研究のほか集客イベントなどで協力する。現在、夏に空港で開くイベントや記念品のボールペンの開発などの企画が進む。

 この日は同大で調印式があり、金城学院大の奥村隆平学長と空港会社の友添雅直社長が協定書を交わした。

 奥村学長は「密接な関係を構築しながら幅広い分野での連携を目指す」とあいさつ。友添社長は「若い女性の視点で空港を見たとき、まだまだ改善の余地がある。サポーターのアドバイスは大変貴重」と期待した。

 ゼミ長の国際情報学部3年中谷佳純さん(20)は「旅行以外の目的で空港に行きたくなるようなアイデアを考えたい」と話した。 (市川泰之)

(2016年5月9日 中日新聞朝刊市民版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ