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中日新聞掲載の大学記事

2016.05.09

東海地区大学野球 岐阜学生リーグ 吉川フルスイング打点1 中京学院大1−5大敗

 突破口を開こうと懸命に食らい付いた。中京学院大が4点を追う9回。先頭の吉川は追い込まれてからファウルで粘った。「なんとかしたくて必死だった」。ボール球をしっかり見切った後の8球目。真っすぐを鋭いスイングで捉え、中前へ運んだ。50メートル5秒7の俊足を生かし、直後に2盗も決めた。

 得点にはつながらなかったものの、近藤正監督(68)は「9回は気迫を前面に出してくれた」とたたえた。以前は打ち気にはやり、大事な場面でも簡単に凡退していた。この日は6回1死1塁で左中間を破る2塁打を放ち、チーム唯一の得点を挙げた。「きょうは相手投手がいいから、点を奪うならここしかない、と長打狙いでフルスイングした」。チーム打撃に徹し、無理に引っ張ろうとせず逆方向へ。広角に長打を打てる点も魅力だ。 (平野梓)

■今村出番なし

 今週2連勝すれば優勝が決まるところだった東海大海洋学部は、日大国際関係学部に連敗した。7日の1回戦で先発したプロ注目の148キロ右腕・今村はこの日は出番なし。「優勝を意識したが甘くない。いい勉強になった。あとは勝つだけ」。まだ自力優勝の可能性はあるだけに、エースは前向きだった。

◇2回戦(長良川)
中京学院大 000001000―1
朝日大 13000010x―5
(中)田村、熊岡、久保−山崎
(朝)松下−津坂

(2016年5月9日 中日スポーツ11面より)
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