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中日新聞掲載の大学記事

2016.04.23

マケドニア大使 名外大で講演 市民社会との外交 重要

 東ヨーロッパに位置するマケドニアのアンドリヤナ・ツヴェトコビッチ駐日大使(35)が21日、日進市の名古屋外国語大の招きを受け、外交をテーマに講演した。ツヴェトコビッチ大使は「世界にはさまざまな衝突があるが、私たち一人一人ができることがある」と訴えた。(森若奈)

 ツヴェトコビッチ大使は、政府同士の外交だけでなく、非政府組織(NGO)や市民社会との対話による外交も重要であると指摘。同国出身のノーベル平和賞受賞者故マザー・テレサや、非暴力を訴えたインドのガンジーを「変革の大使」として紹介し、「変革の大使となるには、年齢や性別は制限にならない」と学生たちを励ました。

 講演後、学生は「マケドニアの教育制度はどうなっていますか」「マザー・テレサの存在は、マケドニアに影響を与えていますか」などと英語で質問していた。

▼マケドニア ギリシャの北、ブルガリアの西に位置するバルカン半島の国。1991年、旧ユーゴスラビアから分離、独立した。首都はスコピエ。面積は九州の約3分の2にあたる2万5713平方キロメートル、人口は211万人。住民の7割がキリスト教徒で、3割がイスラム教徒。

(2016年4月23日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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