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中日新聞掲載の大学記事

2016.04.25

大学野球 愛知春季リーグ 名城大が雪辱 中京大 勝ち点

 1部の第4週第2日は24日、愛知県豊田市の豊田球場で2回戦2試合を行い、名城大は5−0で愛産大に雪辱して3回戦に持ち込んだ。中京大は日福大に4−0で連勝し、勝ち点を2とした。

 名城大は一回、2死二塁から山口(3年、香川・藤井学園寒川)の適時打で先制。先発の東(3年、愛知・東邦)が12奪三振の好投でリードを守り切った。

 中京大は4安打にとどまったが、七回に1死満塁から川上(4年、岐阜・大垣南)の犠飛で得点するなど、そつのない攻撃で完封勝ちした。

■名城大・東 初完投が完封

 三回以降毎回走者を許しながら完封。名城大の東は「もともとピンチは多くつくるタイプ。そこで踏ん張ることが大事」と動じていなかった。

 序盤に試合の主導権を握ったことで余裕が生まれた。相手は前日の1回戦で11安打。「どんどん振ってくるから最初に勢いづけるとまずい」と一回から飛ばした。伸びのある直球でカウントを稼ぎ、追い込んでからは外角低めからボールになる変化球で空振りを誘う。二回までに五つの三振を奪う完璧な立ち上がり。その後ピンチを迎えても「点につながらなければ最悪四球を与えてもいい」と開き直ることができた。

 高校時代も含め、9回を投げ切ること自体が初めて。スタミナが切れてボールが先行した九回は先頭打者に安打を許したが、自身の好守備で最後の打者を併殺に打ち取った。「しんどかったけど、スピンの利いた球を投げ続けられた」。初めて経験する疲れの中に充実感をにじませた。 (浅井貴司)

▽豊田(1勝1敗)
名城大 100100003―5
愛産大 000000000―0

▽同(中京大2勝)
中京大 100200100―4
日福大 000000000―0

(2016年4月25日 中日新聞朝刊21面より)
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