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中日新聞掲載の大学記事

2016.03.13

からくり 今に生きる 刈谷で催し 県内企業や大学出展

 日本の伝統的な自動装置「からくり」を通してものづくりの面白さを伝える「愛知からくりくふう展」が12日、刈谷市産業振興センターであった。親子連れら約2100人が、現代の製造現場にも生きる先人の知恵に触れた。

 次世代の子どもたちにものづくりへの興味を持ってもらおうと、県や刈谷市などが初めて主催。市内に本社を置くトヨタ自動車系企業など7社が出展に協力した。

 からくりの代表格である「茶運び人形」の仕組みや、重りを用いて部品を仕分けする機械など、電力に頼らず緻密な細工や機械仕掛けで動かすからくりの知恵を紹介。運搬作業の負担を軽減する装置など、企業が製作した機器も展示された。

 愛知工科大(蒲郡市)が開発した「津波体験ドライビングシミュレーション」や、愛知工業大(豊田市)が製作した巨大ロボットも紹介した。折り畳み椅子などを作る工作教室も開かれ、多くの親子でにぎわった。

 (土屋晴康)

(2016年3月13日 中日新聞朝刊県内版より)

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