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中日新聞掲載の大学記事

2009.06.18

県イベント・スポーツ振興事業団 岐阜女子大と協定

 小学校体育の授業で使う映像教材などを協力して開発しようと、岐阜女子大(岐阜市)と県イベント・スポーツ振興事業団(同)は17日、連携協定を結んだ。小学校などでの導入を見据え、ハイビジョンテレビに対応した新しい教材づくりに取り組む。(稲垣時太郎)

体育映像教材を共同開発

 小学校教員の養成課程がある同大には、教材開発のために、動作などを複数のカメラで撮影する技術がある。同事業団内のスポーツ科学トレーニングセンターは、2種類の映像の重ね合わせや残像表示などができる。

 両方の技術を合わせ、最初は小学校体育の跳び箱の映像教材を開発する。跳び箱を跳ぶ一連の動きを、前後左右や上などからハイビジョンカメラで撮影。跳べる子どもと跳べない子どもの映像を重ねたり、スローで表示して記録するという。

 試作品を今年夏ごろに作り、小学校からの意見も聞いて来年度中の完成を目指す。鉄棒やマット運動についても同様の教材づくりを進める。

 協定の調印式は同センターであり、同大の後藤忠彦学長と同事業団の坂本桂二理事長が出席。後藤学長は「子どもの運動能力の向上に役立てたい」、坂本理事長は「教え方に悩む先生たちにも助けとなるだろう」と教材への期待を話した。

(2009年6月18日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)

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