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中日新聞掲載の大学記事

2016.01.09

学生が本の魅力発信 岐阜聖徳学園大 「図書館ニュース」創刊

 岐阜聖徳学園大の羽島キャンパス(岐阜市柳津町)で図書館の運営ボランティアをしている学生たちが、本のガイドなどからなる冊子「図書館ニュース」を創刊した。不定期で発行していく考えで、代表の平田達也さん=外国語学部4年=は「学生に、読書への入り口にしてほしい」と願っている。(大島康介)

 「フラガリア」と題したA4判の8ページで、先月に創刊した。

 平田さんたち学生でつくる「ライブラリー・ボランティア・サークル(LVC)」が編集を担当している。「フラガリア」とはオランダイチゴの学名で、大学のある柳津地区がイチゴの産地であることにちなんだ命名だ。

 冊子の目玉は「私の一冊」と題する本の紹介欄。LVCのメンバー6人や同大の教員、羽島キャンパス周辺の企業の経営者ら計12人が、お勧めの本について執筆している。

 平田さんは、八百津町出身の小説家池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」を選んだ。「『半沢直樹』のテレビドラマが人気だけれど、本で読んだら違う魅力があるのを知ってもらいたかった」。

 LVCのメンバーの一人で幼児教育学科の小柳皐月(さつき)さん=1年=は、小説「おおかみこどもの雨と雪」を紹介。「家族の大切さが伝わる。専門の勉強にも役に立った」と話している。

 1500部を発行。同大図書館で無料で配っている。

(2016年1月9日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)
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