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2016.01.14
若い感性 UR団地改修 16日から一般公開 椙山大生ら協力
賃貸用の集合住宅を供給する都市再生機構(UR)中部支社は、築後20年近くたった名東区の団地の一室を改修し、若者向けのモデルルームをつくった。住人の高齢化が進む中、大学生のアイデアを取り入れ、団地を若年層にアピールする。16日から24日まで一般公開する。
この団地は、デパートや洋服店などが並び、若い世代に人気の星ケ丘エリアにある。おしゃれな街の雰囲気に合う住まいにするため、近くの椙山女学園大(千種区)生活科学部の村上心教授(建築学)に協力を依頼した。
村上教授は「床の強度や防音など構造は質が高いが、均一の部屋ばかりというイメージで、物足りない面がある」と指摘。ゼミ生の4年成瀬葵さん(22)が今風の「リノベーション」を立案した。
成瀬さんがこだわったのは「飽きない部屋」。内装は灰色を基調に、単身の男性向けにデザイン。改修前は間取りが2DKだったが、間仕切りや畳を取り除き、全面フローリングの室内に開放感を持たせた。物置も撤去し、代わりに工事用のパイプを組んだ棚を設置。洋服もパイプにつるし、隠すのではなく、見せる収納にした。
「住む人が自分で部屋の模様替えを楽しめるように考えた」と成瀬さん。URはこのアイデアを今後の部屋づくりの参考にする。
一般公開は午前10時〜午後5時。場所は、名東区にじが丘2の7 「アーバンラフレ虹ケ丘西」6号棟205号室。申し込み不要で、希望者は直接、部屋を訪れる。(丸田稔之)
(2016年1月14日 中日新聞朝刊市民版より)
この団地は、デパートや洋服店などが並び、若い世代に人気の星ケ丘エリアにある。おしゃれな街の雰囲気に合う住まいにするため、近くの椙山女学園大(千種区)生活科学部の村上心教授(建築学)に協力を依頼した。
村上教授は「床の強度や防音など構造は質が高いが、均一の部屋ばかりというイメージで、物足りない面がある」と指摘。ゼミ生の4年成瀬葵さん(22)が今風の「リノベーション」を立案した。
成瀬さんがこだわったのは「飽きない部屋」。内装は灰色を基調に、単身の男性向けにデザイン。改修前は間取りが2DKだったが、間仕切りや畳を取り除き、全面フローリングの室内に開放感を持たせた。物置も撤去し、代わりに工事用のパイプを組んだ棚を設置。洋服もパイプにつるし、隠すのではなく、見せる収納にした。
「住む人が自分で部屋の模様替えを楽しめるように考えた」と成瀬さん。URはこのアイデアを今後の部屋づくりの参考にする。
一般公開は午前10時〜午後5時。場所は、名東区にじが丘2の7 「アーバンラフレ虹ケ丘西」6号棟205号室。申し込み不要で、希望者は直接、部屋を訪れる。(丸田稔之)
(2016年1月14日 中日新聞朝刊市民版より)