小松市安宅町の安宅住吉神社で３０日、正月に奉納する神楽舞の練習納めがあり、みこらが初詣客を迎える総仕上げをした。（太田博泰）

　神社のみこ中村美月さん（２０）＝同市粟津町＝と金沢工業大４年の田淵結里香さん（２２）＝野々市市住吉町＝の２人が、太鼓や笛の音色に乗せ優雅に舞い、鈴や扇の動きを確認した。

　今月初旬から練習を重ね、田淵さんは「息はほぼぴったり」と自信のある表情で、鈴を鳴らすタイミングや足運びを確認。中村さんは「１年間の平穏無事を願い心を込めて舞いたい」と意気込んでいた。２人は来年１月１日から３日まで、おはらいを受ける参拝客の前で舞を披露する。

　神社では来年１月１日午前０時から元旦祭があり、３日までに６万人の参拝を見込んでいる。　

（2015年12月31日　北陸中日新聞朝刊かが白山版より）