女子大生と地元で働く社会人女性の交流会「ぎふジョ！女子会」が、大垣市北方町の岐阜経済大で開かれた。

　女子学生に結婚と出産、キャリアについて考えてもらおうと、働く女性を応援するプロジェクトの一環として県が主催。同大の２〜４年生１６人と、県内で働く女性４人が参加した。

　４グループに分かれて語り合い、学生各自が現在興味のあることから、１０年後の自分の姿を思い描いた。社会人女性は、現在の仕事や、家事、育児との両立について熱心に助言した。

　金融関係の仕事に関心があるという経営学部３年の山口恵梨さん（２０）は、大垣共立銀行の支店で働く藤井奈央さん（２７）に「結婚した時に育休は取れますか」と質問。藤井さんは「私の周りにたくさん取っている人がいるし、育休の後も働けるから安心して」と答えていた。

　企業の人材育成やキャリア教育に携わる浦野真奈美さん（名古屋市）が講師を務め「人生は自分にとってハッピーかどうかが大事。いろんな可能性を考えて」と呼び掛けた。（中根真依）

（2015年12月18日　中日新聞朝刊西濃総合版より）