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中日新聞掲載の大学記事

2015.10.29

デジタル・アーカイブコンクール 益田清風高が最優秀 昨年に続く受賞

■民話背景を調査まとめる

 下呂市萩原町の益田清風高校総合学科2年生11人が、地域研究の成果を「益田川流域に伝わる民話調査」としてワープロ文書にまとめ、岐阜女子大などが主催する「デジタル・アーカイブコンクール」で、最優秀賞を受賞した。(小柳津心介)

 生徒たちは、益田川(飛騨川)流域の下呂市や高山市に伝わる「力持ち小太郎」や「水よぶ鯉(こい)」など、民話18題の舞台を訪れ、住民などへの聞き取り調査を実施。民話のあらましや背景にあった歴史、舞台となった場所の現在の様子などを、写真を交えてA4判37ページにまとめた。

 リーダー役を務めた大西美乃莉さん(16)は「実在の人物の話もあり、親しみを持てたし面白かった。調査に訪れても民話の痕跡が残っておらず、残念なこともあった」と振り返る。「地域のことを知ってもらえる機会になればうれしい」と受賞を喜んでいた。

 コンクールは、デジタルアーカイブの作成や活用を促すため、日本デジタル・アーキビスト資格認定機構(岐阜市)と岐阜女子大が共催。地域研究などをデジタル資料にまとめた高校生以上の作品が対象で、益田清風高は昨年度も朴葉ずしを題材にした映像作品で、最優秀賞に選ばれている。

(2015年10月29日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)

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