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中日新聞掲載の大学記事

2015.10.27

高齢者快適 団地に新住宅 豊明、入居募集へ 浴室に暖房 段差見やすく

 都市再生機構(UR)中部支社は、豊明市二村台の豊明団地に、高齢者の住みやすさに配慮した「健康寿命サポート住宅」を新たに整備した。中部支社管内の団地では初めてで、30日から入居者を募集する。(並木智子)

 高齢者が親しみのある地域で長く住み続けられ、自立した生活ができる健康寿命を延ばす狙い。

 豊明団地では、藤田保健衛生大と連携するなど地域医療福祉拠点化を目指している。市とも連携して、本年度中には地域包括支援センターも開設する予定。

 整備したのは2戸で、いずれも3K。浴室には、寒い浴室に移動した際に体に負担がかかる「ヒートショック」を防ぐため、ヒーターを設置した。冷たさを軽減した床にして、手すりも3カ所付けた。

 また、玄関には荷物などがあっても慌てずに出入りできるよう、ドアがゆっくり閉まるようにした。玄関ホールには人感センサー付きの照明も設置し、玄関先で段差が分かるよう玄関
と床の色を変えた。

 さらに、トイレには、握力が落ちても開けやすいようドアノブをレバーハンドル型にした。

 また、12月に団地内で松竹芸能と共同で、落語と体操をテーマにした健康増進プログラムを開催予定で、入居者は優先的に参加できる。

 入居は世帯に60歳以上の人がいることが条件で、先着順。家賃は4万2900円と4万3300円。(問)UR=052(323)6237

(2015年10月27日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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