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中日新聞掲載の大学記事

2015.10.21

「反射材」使い服デザイン 名古屋学芸大に県警が感謝状

 夜間歩行中の交通事故防止に効果が高いとされる「反射材」の着用率向上に貢献したとして、県警は、反射材を使った服のファッションショーを企画した日進市の名古屋学芸大ファッション造形学科に、交通部長感謝状を贈った。

 高齢者に反射材を身近に感じてもらおうと、ファッション造形学科の学生たちは、反射材や、光を反射する特殊な糸などを使った服をデザイン。昨年12月と今年8月の2回、名古屋市内でファッションショーを開いた。

 県警であった贈呈式では、ファッションショーで披露した作品の一部を学生たちが実際に着て紹介。脇田泰嗣交通部長から感謝状を受け取った安藤文子学科長は「学生たちにとって『反射材』というテーマになじみがなかっただけに、良い機会になった。これからも研究を続けていきたい」と話した。

 これに対し、脇田交通部長は「反射材を使った服の商品化や普及に向けたきっかけをつくっていただいた」と謝意を示した。

 県警では反射材の効果を最大限に発揮させるため、ドライバーに対し、夜間走行では道路状況に応じてライトを上向きにする「ハイビーム運動」を呼び掛けている。

 21日には、反射材が付いた高齢者向けの靴を開発したとして、徳武産業(香川県)の西尾政展社長にも交通部長感謝状を贈る予定。(梅田歳晴)

(2015年10月21日 中日新聞朝刊県内版より)

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