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中日新聞掲載の大学記事

2009.05.04

中部大が勝ち点26季ぶり名城大「1」

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第5週第2日の3日、愛知県日進市の名城大グラウンドで2回戦2試合があり、中部大が延長13回、5−4で名商大に勝ち、勝ち点を2とした。名城大は3−2で中京大を下し、6季ぶりに1部で勝ち点を挙げた。

 中部大は3−4の8回、二死一、三塁から重盗で同点に追いつくと、延長13回に二死二塁から敵失で勝ち越した。

 名城大は3回一死満塁から内野ゴロの間に1点先制。続く西川が左中間に2点二塁打を放った。先発の宮本は8回を7安打2失点と踏ん張った。

◇名城大(名城大2勝)
中京大 000020000―2
名城大 00300000x―3


◇同(中部大2勝)
中部大 0201000100001―5
名商大 2010001000000―4

(延長13回)

◇2部(3日・愛工大)
愛工大 0000001000000―1
日福大 0100000000000―1

(引き分け再試合)
(愛)野元、高、後藤、大田−三宅
(日)鶴田−安藤

愛大  102000300―6
星城大 000001000―1

(愛)永田、林−赤田
(星)岡本、前田、木下、中山−宇藤、尾関


■名城大 2試合連続で西川が決勝点

 名城大の西川が2試合連続で決勝点を挙げた。4試合前からスタメン出場し、20打数で9安打8打点と絶好調。「バットの出がいい」と波に乗っている。

 3回二死一、三塁で打順が回った。「直球を待っていた」という4球目は、外角低めのスライダー。体勢を崩しながらも、左中間へ運んだ。「いい内容でなくても打てているのは、調子のいい証拠かも」。着実に結果を残し、自信がついてきた。

 大坪総監督が「かなり一生懸命やっている」と評する練習の虫。他チームの投手のビデオ映像を見ながら素振りをするなど、通常メニュー以上の練習を重ね、今春、念願のベンチ入りを果たした。

 チームは連勝で勝ち点1を挙げ、元気が出てきた。「勢いを切らないようにしたい。そのためには腰に体重を乗せられるよう、もっと練習しないと」。西川はどん欲さを忘れなかった。 (松山義明)

(2009年5月4日 中日新聞朝刊18面より)

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