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中日新聞掲載の大学記事

2015.07.17

大同大・原田選手が代表に ハンド世界ジュニア「目いっぱい挑戦」

 30年ぶりに日本が出場するハンドボール男子のジュニア世界選手権(19日〜8月1日)の代表に、大同大(南区)3年の原田一沙選手(21)=東海市荒尾町=が選ばれた。同大の現役選手として世界大会の切符を得たのは初めて。「東京五輪での活躍につなげるため、目いっぱい世界にチャレンジしてきたい」と意気込む。 
 (中野祐紀)
 
 ジュニアは21歳以下(U−21)が対象で、代表18人は全員が大学生。元日本代表選手で大同大男子ハンドボール部監督の佐藤壮一郎さん(45)が代表監督として率いる。
 
 原田選手は代表で最も小柄な身長170センチ、体重68キロだが、広い範囲の敵味方に目を配って送る頭脳的なパスと素早い動きで相手を翻弄(ほんろう)する。「欧州の一流選手は身長200センチ、体重100キロが当たり前と聞くけれど、体の大きな相手を負かすのが楽しみ」と話す原田選手。攻撃の司令塔「センターバック(CB)」として大会に臨む。
 
 大会はブラジル内陸部の都市ウベルランジアなどであり、世界各地域の予選を勝ち抜いた24カ国が出場。6カ国ずつのグループで予選リーグを戦い、上位4カ国が決勝トーナメントに進む。
 
 日本代表は昨夏、イランで開かれたアジア予選を3位で通過し、1985年以来の出場を決めた。佐藤監督は「この世代が2020年の東京五輪でフル代表の中核を担うのは間違いない。久しぶりの大舞台で世界の強さを思い知った上で、勝てるチームをつくる」と話していた。

(2015年7月17日 中日新聞朝刊市民版より)
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