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2015.07.04
竜リストアップ 浅尾の後輩左腕 日本福祉大・西川
■トルネード気味のフォームから最速144キロ
中日が今秋のドラフト指名候補に、日本福祉大・西川昇吾投手(22)をリストアップした。愛知・大成高出の西川は最速144キロの力投型左腕。全国的には無名の存在だが、ストレートで押す強気の投球と連投を苦にしないスタミナが持ち味だ。左腕不足のチーム事情もあり、浅尾の後輩を今後もマークする。
■スタミナも魅力
中日スカウト陣が追い掛けるのは、県岐阜商・高橋らドラフト1位候補ばかりではない。知名度は高くないが、地元の大学生の好素材に目を付けた。浅尾の大学の後輩で、愛知大学リーグを代表する左腕・西川だ。
西川は右足を高く上げるトルネード気味のフォームが特徴。ストレートは最速144キロ、平均でも140キロ前後をマークする。変化球もツーシーム、スライダー、カットボールなど多彩。今春は4試合連続で登板するなど、連投を難なくこなすスタミナも魅力だ。
■入学後に急成長
大成高時代は2回戦止まりだったが、当時2部だった日本福祉大入学後に急成長。先発に定着した2年秋の入れ替え戦で1部昇格を果たすと、3年春から3シーズンで1部通算13勝をマークしている。社会人からも声がかかったが、本人は「プロを第一に考えたい」と話しているという。
■貴重な「左」
他球団も注目している中、中日は担当の中原、清水両スカウトだけでなく、中田スカウト部長や石井チーフスカウトもリーグ戦などで西川をチェック済み。中田スカウト部長は「投げっぷりが良い。面白い存在」と評価していた。駒大・今永、明大・上原らドラフト1位候補に挙がる左腕に現時点では及ばないが、全国的に見ても貴重な左としてリストアップした。
中日の左腕は先発の大野を筆頭に、中継ぎで岡田、高橋聡がフル回転している状況。けが人の影響もあるが、左腕不足は深刻と言える。来季以降、その穴を埋める1人として、今後も西川に注目していく。
■2年秋から先発 3季で計13勝
【西川昇吾(にしかわ・しょうご)】
1993(平成5)年5月17日生まれの22歳。愛知県一宮市出身。177センチ、80キロ、左投げ左打ち。北方小2年の時に北方少年野球クラブで野球を始め、北方中では軟式野球部に所属。大成高では1年夏に控え投手としてベンチ入りし、2年春からエース。2年夏と3年春の2回戦進出が最高成績。日本福祉大では2部だった1年春からリーグ戦で登板。先発に定着した2年秋の入れ替え戦で勝ち、1部に昇格。1部リーグでは3年春秋に4勝ずつ、4年春に5勝の計13勝を挙げている。
(2015年7月4日 中日スポーツ3面より)
中日が今秋のドラフト指名候補に、日本福祉大・西川昇吾投手(22)をリストアップした。愛知・大成高出の西川は最速144キロの力投型左腕。全国的には無名の存在だが、ストレートで押す強気の投球と連投を苦にしないスタミナが持ち味だ。左腕不足のチーム事情もあり、浅尾の後輩を今後もマークする。
■スタミナも魅力
中日スカウト陣が追い掛けるのは、県岐阜商・高橋らドラフト1位候補ばかりではない。知名度は高くないが、地元の大学生の好素材に目を付けた。浅尾の大学の後輩で、愛知大学リーグを代表する左腕・西川だ。
西川は右足を高く上げるトルネード気味のフォームが特徴。ストレートは最速144キロ、平均でも140キロ前後をマークする。変化球もツーシーム、スライダー、カットボールなど多彩。今春は4試合連続で登板するなど、連投を難なくこなすスタミナも魅力だ。
■入学後に急成長
大成高時代は2回戦止まりだったが、当時2部だった日本福祉大入学後に急成長。先発に定着した2年秋の入れ替え戦で1部昇格を果たすと、3年春から3シーズンで1部通算13勝をマークしている。社会人からも声がかかったが、本人は「プロを第一に考えたい」と話しているという。
■貴重な「左」
他球団も注目している中、中日は担当の中原、清水両スカウトだけでなく、中田スカウト部長や石井チーフスカウトもリーグ戦などで西川をチェック済み。中田スカウト部長は「投げっぷりが良い。面白い存在」と評価していた。駒大・今永、明大・上原らドラフト1位候補に挙がる左腕に現時点では及ばないが、全国的に見ても貴重な左としてリストアップした。
中日の左腕は先発の大野を筆頭に、中継ぎで岡田、高橋聡がフル回転している状況。けが人の影響もあるが、左腕不足は深刻と言える。来季以降、その穴を埋める1人として、今後も西川に注目していく。
■2年秋から先発 3季で計13勝
【西川昇吾(にしかわ・しょうご)】
1993(平成5)年5月17日生まれの22歳。愛知県一宮市出身。177センチ、80キロ、左投げ左打ち。北方小2年の時に北方少年野球クラブで野球を始め、北方中では軟式野球部に所属。大成高では1年夏に控え投手としてベンチ入りし、2年春からエース。2年夏と3年春の2回戦進出が最高成績。日本福祉大では2部だった1年春からリーグ戦で登板。先発に定着した2年秋の入れ替え戦で勝ち、1部に昇格。1部リーグでは3年春秋に4勝ずつ、4年春に5勝の計13勝を挙げている。
(2015年7月4日 中日スポーツ3面より)
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