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中日新聞掲載の大学記事

2015.06.07

子どもの貧困 知って 名古屋で学生ら募金活動

 貧困家庭の子どもの進学支援や政策提言などをする財団法人「子ども貧困対策センター」(東京)の発足を前に、設立準備会の大学生が6日、名古屋・栄の名古屋三越栄店前で募金活動をした。

 募金は、準備会メンバーの名城大4年、脇田侑汰さん(21)らが、活動の輪を広げようと初めて企画。愛知、岐阜両県の大学生6人が街頭に立ち、あまり知られていない貧困の現状について「僕たちが声を聞き、現状を皆さんに発信したい」と訴えた。

 参加者の1人、佐藤寛太さん(22)=名城大3年=は、2歳の時に父親を亡くした。奨学金を受けて進学したものの、返還総額は1000万円を超える見込みで「大きすぎる負担がなくなるような社会になってほしい」と呼び掛ける。
 センターの設立は19日。募金などの活動は今のところ、東京と名古屋に限られているが、設立準備会代表の小河光治さん(50)=小牧市出身=は「全国に広げていきたい」と話す。名古屋では20、21日にも募金活動をする。 (斎藤雄介)

(2015年6月7日 中日新聞朝刊県内版より)
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