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中日新聞掲載の大学記事

2015.05.18

ちくさ日曜学校 1000回記念で催し ゲームなど楽しむ

 障害者や有志の大学生による学習交流会「ちくさ日曜学校」が6月に1000回目を迎えるにあたり、記念行事が17日、千種区吹上の吹上ホールであり、約130人が参加した。

 日曜学校は1972年、知的障害者の未就学をなくそうと始まり、現在は交流の場となっている。隔週の日曜日、知的障害者と保護者、有志の大学生が名古屋大(千種区)に集まり、料理や工作、理科の実験など毎回テーマを決めて取り組んでいる。

 この日は過去の活動を映像で振り返ったり、ゲームやクイズを楽しんだりした。「にちがくミッション」と題したゲームでは、障害者が課題の書かれたカードを引き、その内容を実行。「眼鏡をかけていない人とハイタッチする」「県内の人を探す」など、会場を歩いて該当する人を探し当てると、参加者から歓声が上がった。

 27年前から次女(39)が日曜学校に通う、天白区の無職加藤富美子さん(72)は「あっという間に1000回を迎えた。子どもたちも居心地がよかったからここまで続いたんだと思う。これからもこの場所を大切にしていきたい」と話した。

(2015年5月18日 中日新聞朝刊16面より)
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