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中日新聞掲載の大学記事

2015.04.13

愛知大学野球 リーグ史上2度目 延長18回 再試合

■死闘!!愛院大4−4中京大

 愛院大−中京大戦は、5時間22分の熱戦の末、引き分け再試合となった。延長18回での再試合は、リーグ史上2度目。日本福祉大は愛大を4−3で破り、対戦成績を1勝1敗とした。3回戦は13日の10時から、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂球場で行われる。

■すっかり日没 5時間22分

 午後1時8分の試合開始時にはほぼ南中していた太陽は、6時30分の終了時にはすっかり沈んでいた。11日の1回戦が13回。この試合は史上2度目の18回引き分け再試合。5時間22分にも及ぶ長丁場に、愛知大学野球連盟の新井野洋一理事長も「ここまでの長い試合は初めてだ」と目を丸くした。

 愛院大が4−3とリードしていた9回2死三塁。中京大が3番・川本の左前適時打で追いつき、延長戦に持ち込んだ。その後は互いに決定打が出ないまま一歩も譲らず、16回からはナイター照明が点灯した。

 愛院大の木村孝監督(56)は「こんな試合はめったにできない。もう後がないという緊張感の中、最後までよく粘ってくれた。いい経験になったんじゃない? ははは」と豪快に笑った。11日はサヨナラで敗れた中京大の半田卓也監督(32)は「最後まで踏ん張ることができたのは成長。山中がいいリズムをつくってくれた」と納得の表情だ。

 再試合は13日の10時から。試合終了から15時間半しかない。疲労はあるが、一歩も引けない。死闘は第3ラウンドに突入する。 (安達健)

■新人・松尾が活躍

 初の先発出場となった日本福祉大1年生の指名打者・松尾は5回に右前適時打を放つなど2安打1打点の活躍。「とても緊張したが、初球から積極的に振っていくという自分のスタイルを貫けてよかった」とはにかんだ。大府高出身。愛大のエース西川拓は高校の先輩だ。「先輩に負けたくない。あしたも積極的に打って勝ちたい」と気合十分だ。

▽2回戦(1勝1敗)
日福大 000210010―4
愛大 000011001―3

▽2回戦(愛院大1勝1分け)
愛院大 100000300000000000―4
中京大 110010001000000000―4
(延長18回規定により引き分け)

(2015年4月13日 中日スポーツ10面より)

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