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2014.12.20
カーネーションでワイン 名城大 酵母使い製品化第4弾
名城大農学部(天白区)は、カーネーションの醸造用酵母を使ったオリジナルのスパークリングワイン「華名城(はなのしろ)」を製品化し、19日から大学内の購買施設などで販売を始めた。同大のカーネーション酵母を使った製品は4作目。大学関係者は「クリスマスの贈答品としても喜ばれるのでは」と期待している。(中尾吟)
「華名城」は口当たりがよく、華やかな香りも楽しめるロゼ。カーネーションの花をイメージした淡いピンク色で、アルコール度数11%とやや抑えめにし、飲みやすくした。
農学部の加藤雅士教授(微生物学)の研究室は2010年、同部付属農場(春日井市)で咲くカーネーションの花から醸造用の酵母を取り出すことに成功。13年にこの酵母を使った純米酒と、純米酒の製造過程で出た酒かすを使ったアイスクリーム、さらに今年4月、純米酒を原料として醸造した飲料用の酢をつくった。
スパークリングワインの製品化は、農場で学生たちがブドウ栽培に取り組んでいる下地があるほか、加藤教授がカーネーション酵母の香りがワインにも合うと考えて着手。学生たちはブドウを収穫したり、津島市の酒造場「鶴見酒造」で仕込みに参加したりした。
加藤教授は「愛知や山梨のワイン研究者の指導を受け、酵母がつくり出す酸味がぴったり合うものに仕上がった。4つのカーネーションシリーズの中で、最も特徴的な品」と胸を張る。
また、ボトルに貼るラベルのデザインを学生や教職員から募集。20点の中から、理工学部建築学科4年の馬場隆介さん(22)が考案した「華名城」の名称の周囲にカーネーションの図柄をちりばめた作品が選ばれた。馬場さんは「ワインの色を引き立てるラベルになった」と喜んだ。
「華名城」は500ミリリットル入り、1850円。同大共通講義棟北1階「ジェイビーズ」売店で販売するほか、電話注文にも応じる。(問)名城大学サービス=052(837)1511
(2014年12月20日 中日新聞朝刊市民版より)
「華名城」は口当たりがよく、華やかな香りも楽しめるロゼ。カーネーションの花をイメージした淡いピンク色で、アルコール度数11%とやや抑えめにし、飲みやすくした。
農学部の加藤雅士教授(微生物学)の研究室は2010年、同部付属農場(春日井市)で咲くカーネーションの花から醸造用の酵母を取り出すことに成功。13年にこの酵母を使った純米酒と、純米酒の製造過程で出た酒かすを使ったアイスクリーム、さらに今年4月、純米酒を原料として醸造した飲料用の酢をつくった。
スパークリングワインの製品化は、農場で学生たちがブドウ栽培に取り組んでいる下地があるほか、加藤教授がカーネーション酵母の香りがワインにも合うと考えて着手。学生たちはブドウを収穫したり、津島市の酒造場「鶴見酒造」で仕込みに参加したりした。
加藤教授は「愛知や山梨のワイン研究者の指導を受け、酵母がつくり出す酸味がぴったり合うものに仕上がった。4つのカーネーションシリーズの中で、最も特徴的な品」と胸を張る。
また、ボトルに貼るラベルのデザインを学生や教職員から募集。20点の中から、理工学部建築学科4年の馬場隆介さん(22)が考案した「華名城」の名称の周囲にカーネーションの図柄をちりばめた作品が選ばれた。馬場さんは「ワインの色を引き立てるラベルになった」と喜んだ。
「華名城」は500ミリリットル入り、1850円。同大共通講義棟北1階「ジェイビーズ」売店で販売するほか、電話注文にも応じる。(問)名城大学サービス=052(837)1511
(2014年12月20日 中日新聞朝刊市民版より)