HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2014.09.21
愛知大学野球 名城大と中京大先勝
1部の第3週第1日は20日、愛知県春日井市の春日井球場で1回戦2試合を行い、名城大が愛院大に1−0、中京大が中部大に13−12で先勝した。
名城大は0−0の9回、敵失を足掛かりに2死三塁とし、野田賢(3年、愛知啓成)の中前打で1点を奪った。中堅手近藤(4年、愛知・享栄)らが堅い守りで投手陣を支え、愛院大を無得点に抑えた。
中京大は1点を返した直後の5回無死満塁、大野(4年、滋賀・北大津)が右越え本塁打を放ち、さらに1点を加えて同点とした。6、7、9回も得点し、両チーム合計28安打の乱打戦を制した。
■最少得点でも 名城守り勝つ
ライナー性の当たりが左中間に飛んだとき、誰もが「ヒットになる」と感じた。ただ、打球を追い掛けた名城大の中堅手近藤は「捕れる」と確信した。ためらいなく落下点に飛び込んで捕球。直前に奪った1点を守った好守備に、球場がどよめいた。
1−0の9回1死二塁で、同点を狙った右打者の一打だった。近藤は初球をカットしたバットの振りを見て、引っ張り気味に鋭い打球を飛ばそうとしていることが分かった。だから素早く反応できた。
「本来のチームカラーである堅守で接戦を乗り切れたのは大きい」と胸を張る。先発メンバーのうち4人は、春季リーグで打率3割を超えた。だが先週は日福大に2試合連続で完封され、この試合も8回まで無得点。「結果を出した打者がマークされるのは当然。この秋は春ほど得点できないと覚悟し、守り勝つ野球を目指していた」
春は不調で登板できなかった左腕森田(4年、静岡・常葉学園菊川)が9回途中まで無失点と好投し、投手力にも期待ができる。堅実なプレーを重ねた先に、リーグ制覇があると信じて突き進む。 (平野梓)
▽春日井(名城大1勝)
名城大 000000001―1
愛院大 000000000―0
▽同(中京大1勝)
中京大 000063202―13
中部大 500100303―12
本塁打 大野(京)
(2014年9月21日 中日新聞朝刊29面より)
名城大は0−0の9回、敵失を足掛かりに2死三塁とし、野田賢(3年、愛知啓成)の中前打で1点を奪った。中堅手近藤(4年、愛知・享栄)らが堅い守りで投手陣を支え、愛院大を無得点に抑えた。
中京大は1点を返した直後の5回無死満塁、大野(4年、滋賀・北大津)が右越え本塁打を放ち、さらに1点を加えて同点とした。6、7、9回も得点し、両チーム合計28安打の乱打戦を制した。
■最少得点でも 名城守り勝つ
ライナー性の当たりが左中間に飛んだとき、誰もが「ヒットになる」と感じた。ただ、打球を追い掛けた名城大の中堅手近藤は「捕れる」と確信した。ためらいなく落下点に飛び込んで捕球。直前に奪った1点を守った好守備に、球場がどよめいた。
1−0の9回1死二塁で、同点を狙った右打者の一打だった。近藤は初球をカットしたバットの振りを見て、引っ張り気味に鋭い打球を飛ばそうとしていることが分かった。だから素早く反応できた。
「本来のチームカラーである堅守で接戦を乗り切れたのは大きい」と胸を張る。先発メンバーのうち4人は、春季リーグで打率3割を超えた。だが先週は日福大に2試合連続で完封され、この試合も8回まで無得点。「結果を出した打者がマークされるのは当然。この秋は春ほど得点できないと覚悟し、守り勝つ野球を目指していた」
春は不調で登板できなかった左腕森田(4年、静岡・常葉学園菊川)が9回途中まで無失点と好投し、投手力にも期待ができる。堅実なプレーを重ねた先に、リーグ制覇があると信じて突き進む。 (平野梓)
▽春日井(名城大1勝)
名城大 000000001―1
愛院大 000000000―0
▽同(中京大1勝)
中京大 000063202―13
中部大 500100303―12
本塁打 大野(京)
(2014年9月21日 中日新聞朝刊29面より)