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中日新聞掲載の大学記事

2014.05.14

名大の福和教授が災害時の備え語る 西区で講演会

 南海トラフ地震など大規模災害に備える防災講演会が10日、西区新福寺町2の名塚中学校であり、名古屋大減災連携研究センター長の福和伸夫教授が日頃の準備の大切さを強調した。

 福和教授は、庄内川沿いに地盤が軟らかく低い土地が広がる西区の災害時の危険性を指摘。住宅が密集し、高層マンションも立ち並ぶ現状を、「災害に弱いまちづくりをしている」と警鐘を鳴らした。

 災害時は電気、ガス、水道が途絶え、トイレも使えなくなる可能性に触れ、「普段から使っている物を生かし、創意工夫で生き延びなければならない」と述べた。行政などに頼らない自助の意識を訴えた。講演会は庄内学区と稲生学区の防災安心まちづくり委員会が企画し、両学区の約500人が参加した。

(2014年5月14日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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