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中日新聞掲載の大学記事

2014.05.06

愛知大学野球 名城大連勝 優勝に望み

 1部の第5週第3日は5日、愛知県豊田市の豊田球場で3回戦1試合を行い、名城大が中部大に2−0で連勝し、勝ち点3とした。

 名城大は7回、犬飼(4年・愛知産大工)の左前打などで2死2、3塁とすると岡田(2年、三重・四日市工)が中越えの3塁打を放って2点を奪った。7回から中継ぎした大久保(1年・愛知黎明)が1安打無失点で守り切った。

■好機に待てた 岡田が決勝打

 ファーストストライクは絶対に手を出さなかった。0−0の7回2死2、3塁。名城大の岡田は2ボール1ストライクからベルト付近にきた直球をバットの芯で捉えた。打球は中堅手の頭を越え、2点を入れる決勝打となった。

 「味方がつくったチャンスを絶対に無駄にはしたくなかった」と岡田。中部大の先発若林(3年、富山・滑川)には1回戦に7安打を浴びせたが1得点に抑えられた。この日、チームはリベンジを目指したが打ち気にはやりボール球に手を出した。凡退が続き6回まで無安打だった。

 カウントが不利になってからの方が冷静に球を見極められると判断した松永監督が、「1球目のストライクは捨てろ」と命じた。7回、打線は指示通りに1ストライクから勝負をかけて2安打を放ち、好機を生み出した。

 チームは愛院大と並ぶ勝ち点3を得てリーグ2位につけた。愛院大は次週に連勝すれば優勝が決まるが、岡田は「まだ神宮はあきらめていない」と力を込める。接戦をものにした勢いを次戦へつなげるつもりだ。 (平野梓)

▽豊田(名城大2勝1敗)
中部大 000000000―0
名城大 00000020x―2

(2014年5月6日 中日新聞朝刊21面より)

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