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中日新聞掲載の大学記事

2014.04.26

「飲む酢」 母の日にいかが 名城大生らカーネーション酵母の酒から開発

 名城大(名古屋市天白区)の農学部と経営学部の学生らが、カーネーション酵母を使った日本酒を原料にした「飲む酢」を作り、25日から販売を始めた。5月11日の「母の日」に向け、学生らは、酢は疲労回復や美容などにも良いとして「『いつまでも健康できれいに』と、お母さんに贈ってほしい」とPRしている。

 農学部は昨年3月から、付属農場で育てたカーネーションの花から採取した酵母で特別純米酒「華名城(はなのしろ)」を商品化。

 さらに未成年を含む幅広い年齢層が味わえる商品を開発し、華名城のブランド力を伸ばそうと、卒業生が経営する阿久比町の三井酢店や経営学部の学生らの協力も得て飲用酢づくりに取り組んだ。

 これと並行し、名城大付属高校の生徒らがこの飲用酢を活用した料理のレシピも考えた。

 飲む酢はカーネーションの赤い花を意識し、イチゴ果汁を加えた果実酢に仕上げた。指導した加藤雅士教授(応用微生物学)は「原料の酒が香り高く甘いため、マイルドで飲みやすい」と説明。

 開発の中心を担った4年の水沢千鶴さん(21)は「商品化に向けて学部の枠を超えて話し合うのが難しかった。酢は飲みにくいと思われがちだが、毎日気軽に飲めると思う」と話した。

 200ミリリットル入りで税込み1000円。名城大の天白、八事の両キャンパスで販売し、お薦めの料理レシピも付く。問い合わせは名城大学サービス=電052(837)1511=へ。(赤川肇)

(2014年4月26日 中日新聞朝刊県内版より)

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