小牧市三ツ渕の日本福祉大２年佐藤遥さん（１９）が、ボーイスカウト・ベンチャー隊の最高位「富士章」を受けた。「ボーイスカウトの経験を多くの人に伝えたい」と張り切っている。

　富士章は、ボーイスカウト日本連盟がベンチャースカウト年代（中学３年９月〜２０歳未満）に与える。受章するのは全国で毎年２００人程度。野営、救急などの技能の審査を受けるほか、自ら企画・実行する「プロジェクト」を成功させる必要がある。市内で受章するのは２００４年以来、４人目。

　佐藤さんは小学１年の時、小牧第１団に入隊。中学・高校のころも部活動と両立させて活動を続けた。大学では、社会福祉を学んでいる。佐藤さんは「ボーイスカウトで高齢者施設を訪問し、福祉に関心を持った。将来は福祉に関わる仕事をしたい」と話していた。（加藤隆士）

（2014年4月25日　中日新聞朝刊近郊版より）