２３日に大阪府吹田市で開かれる、手作り電気自動車によるレース「エコデンレース」（全国自動車教育研究会主催）に、岐阜女子大（岐阜市太郎丸）が初出場する。主催者によると、参加団体は工業高校が中心で、女子大の参加は初めて。（佐久間博康）

　１周３００メートルのコースを何周できたかを競う。岐阜女子大チームは、バイク用バッテリーで４０分間走る部門と、単三乾電池１０個で３０分間走る部門に出場。全長３メートル、幅７０センチ、高さ５０センチの車体に、電源を載せ替えて走る。名前は大学所在地にちなみ「たろう丸★」とした。

　岐阜女子大チームは、ドライバーの文化創造学部４年の市川明日香さん（２２）と、記録担当の同学部４年中沢鮎美さん（２２）、細川季穂さん（２２）の３人。

　３人は２年生の時、同大の安藤久夫特別客員教授（７１）が顧問として学生のソーラーカーレース出場に関わっていると知り、興味を持って参加を申し出た。

　車両作りは、安藤さんを通じて岐南工業高校（岐阜市本荘）に協力を依頼。目標だった全国大会「エコデンレース」への出場に、市川さんは「仲間や先生たちの思いも乗せて、最後まで走り切りたい」と意気込んでいる。

（2013年11月23日　中日新聞朝刊岐阜・近郊版より）