進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2013.05.27

愛知大学野球 愛大きょう勝って7季ぶり優勝決めるぞ

 7季ぶりの優勝に王手をかけている愛大は名商大に延長10回、0−1で敗れた。対戦成績は1勝1敗のタイとなり、27日に瑞穂球場で行われる3回戦で愛大が勝てば優勝、名商大が勝てば愛院大の7季連続優勝が決まる。

■名商大に延長10回負け

 鋭い打球が一、二塁間を抜けた。延長10回1死三塁。それまで何度もピンチを切り抜けてきた愛大の先発・水越は、思わず天を仰いだ。途中出場の名商大・坂田に決勝打を許し、優勝の行方は3回戦に持ち越された。「内角を狙ったのが、最後の最後で逆球になった。悔いが残る」。防御率争いでトップに立つ4年生左腕が肩を落とした。

 勝てば優勝が決まる一戦で硬くなったのか。好機はつくるが、あと1本が出なかった。守備も5失策と乱れた。八田剛監督(41)は「結果を出そうという気持ちが悪い方に出た」と振り返る。

 だが、3回戦で勝てば勝ち点4。現在首位の愛院大と並ぶが、勝率で上回って優勝が決まる。敗戦後のベンチで玉水主将は「神宮に行くのはオレたちだぞ」と気勢を上げた。チャンスで3度も勝負を避けられた4番・松本道も「もともと、3試合で勝ち点1を取ればいいと思っていた。余裕はある」と前を向いた。

■中1日エース森に託す

 3回戦は主戦・森の先発が濃厚。延長までもつれた25日の1回戦で14イニング、194球を投げているが、「もし投げることになれば、1回から全力で行く。問題はない。やるしかない」と意気込んだ。この日、122球を投げた水越も「3回戦の登板もあると思っている」。勝てば優勝、負ければ涙。愛大が力を結集して、最終決戦に臨む。 (麻生和男)

▽2回戦(1勝1敗)
名商大 0000000001―1
愛大   0000000000―0
(延長10回)

(2013年5月27日 中日スポーツ11面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ