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中日新聞掲載の大学記事

2013.05.26

東海地区大学野球リーグ春季選手権大会 中部学院大が神宮切符

 岐阜、三重、静岡の3県学生リーグによる東海地区大学野球リーグ春季選手権大会(中日スポーツ後援)が25日、浜松市営球場で行われ、中部学院大(岐阜学生)=岐阜県関市=が四日市大(三重学生)、日大国際関係学部(静岡学生)に連勝し、6年ぶり2度目の全日本大学野球選手権大会(神宮、東京ドームで6月11日開幕)出場を決めた。組み合わせはすでに決まっていて、中部学院大は開幕日に神宮球場の第3試合で福岡大(九州六大学)と対戦する。

■厳しい練習奏功

 最後の打者を打ち取った左腕・斎藤の元にナインが駆け寄る。神宮行きを決めた中部学院大が歓喜の輪をつくった。就任10年目の原克隆監督(44)の目は真っ赤。「長かったので、初優勝から・・・」。そう漏らした後は言葉が続かなかった。

 初戦の四日市大戦は16安打16得点で5回コールド勝ち。連戦となった日大国際関係学部戦は一転して投手戦に。2回に5番・上西の適時二塁打で先制。1点のリードを、岐阜学生リーグで4勝を挙げて最優秀投手賞を受賞した斎藤が守りきった。140キロ台の直球で押した斎藤は「厳しい練習をしてきた努力が報われた」とよろこんだ。強打の右翼手で、プロ志望の上西は「神宮でアピールしたい」と喜んだ。

 これまでリーグ戦は制しても、春季選手権では勝てなかった。練習法などを変えて、試行錯誤しても結果は出なかった。そこで、原監督が思い立ったのは「もっと変えよう」。1日2000スイング、外野の両翼のポール間走を100本などハードな練習で選手を鍛え上げた。打力は飛躍的に向上した。今春は10戦全勝でリーグ優勝し、4勝がコールドだった。「最強に仕上がった」。原監督は胸を張る。

 神宮で初めて戦った6年前は初戦敗退だった。目指すは全国初勝利。松田主将は「歴史をつくりたい」と意気込む。投打ともに自慢の戦力で神宮に乗り込む。 (麻生和男)

四日市大(三重=1敗)       000000003―3
日大国際関係学部(静岡=1勝) 12000002x―5
(四)内藤、加納、飯田、水野−森崎
(日)山岸−熊井

中部学院大(岐阜=1勝) 42406―16
四日市大(2敗)       00100―1
(5回コールドゲーム)
(中)東谷−井上
(四)清原、水野、飯田、内藤−森崎
本塁打 松田(中)

日大国際関係学部(1勝1敗) 000000000―0
中部学院大(2勝)        01000000x―1

(2013年5月26日 中日スポーツ11面より)
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