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中日新聞掲載の大学記事

2008.10.01

私立・下宿は国立・自宅の倍

今春の大学、短大 入学までの費用

 今春の大学、短大の新入生が出願から入学までにかかった受験費用や学費、住居費などの総額の平均は、国公立大の自宅生の109万円に対し、私立大下宿生は214万円と約2倍の差があることが全国大学生活協同組合連合会の調査で分かった。

 調査は4−5月、52大学、短大に通う学生約4万5000人の保護者を対象に受験料や交通費、入学納付金、住居費などを聞き、28%が回答した。連合会は「4割ぐらいの保護者が予算より多くかかったと感じていた」としている。

 調査によると、最も安かったのは国公立理系の自宅生で106万円。最高は私立医歯薬系の下宿生318万円で、差は3倍に及んだ。次いで私立理系の下宿生238万円、私立医歯薬系の自宅生212万円など。

 自宅・下宿別でみると、国公立大は自宅生109万円に対し、下宿生190万円。私立大は自宅生130万円、下宿生214万円だった。

 内訳で高い割合を占めたのは入学金や授業料、寄付金など今春に納めた学校納付金で、国公立大は専攻による差が小さく58万−63万円。私立大は文系自宅生の85万円から医歯薬系自宅生の176万円まで2倍の開きがあった。

(2008年10月1日 中日新聞朝刊34面より)
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