アテネ、北京の両五輪でメダルを獲得した女子レスリングの吉田沙保里（２５）、伊調千春（２６）、伊調馨（２４）の３選手に、母校の中京女子大（愛知県大府市）が１日、「名誉修士号」を贈った。

　２大会の各階級で金、銀メダルの“連覇”を果たし「スポーツ学術分野において顕著な功績を挙げた」ことを評価しての称号。午前１０時半から同大で開かれた授与式に、３人はスーツ姿で登場。神妙な表情で谷岡郁子理事長から証書を受け取った。

　終了後、吉田選手は「頑張ったら称号がもらえることが分かり、もっと勉強しなければと思いました」と抱負を述べた。千春選手は「認められてうれしい」と顔をほころばせたが、馨選手は「もったいないです」と照れた。

（写真）名誉修士号の証書を手にする、左から伊調馨、伊調千春、吉田沙保里の各選手＝１日、愛知県大府市の中京女子大で

（2008年10月1日　中日新聞朝刊10面より）