雪だるまの絵を描いた丸っこい石の数々が３日、白山市白峰の雪だるまカフェ前の雪だるまガーデンに配置され、訪れる観光客らの楽しみが１つ増えた。（谷知佳）

　地元住民らでつくる白峰雪だるまの里協議会が、広島県尾道市の「福猫石」をヒントにした新たな町おこしの取り組み。今後、白峰全域に広げていく。

　ガーデン造りを手掛けた金沢工業大環境・建築学部の谷明彦教授と学生７人が協力し、２０個を置いた。「ぱっと見えちゃうとつまんない」と、岩陰や植木の根元にころりとたたずませた。

　地元の白峰小学校の児童が早速、宝探しでもするように石を探して遊んだ。石を置いた金沢工業大４年の伊能雄大さん（２３）は「白峰に来られた方に、ちょっとした感動を与えられたら」と話していた。

（2013年5月4日　北陸中日新聞朝刊17面より）