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中日新聞掲載の大学記事

2008.09.29

愛知大学野球 中京大、中部大が連勝

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)は第4週第2日の28日、愛知県日進市の名商大グラウンドで2回戦2試合を行い、中京大と中部大がそれぞれ連勝。中京大は勝ち点2、中部大は3とした。

 中京大は同点の5回、磯村の適時打、小川佳の3ランなどで一挙7点。名城大は6回に森越が3ラン、代打伊藤俊が2ランを放つなど最後は1点差に迫ったが力尽きた。

 中部大は延長10回、国枝が押し出し四球を選んで勝ち越し。前日に先発したエース小笠原をその裏に投入して逃げ切った。名商大は序盤のリードを守れず競り負けた。

中部大の金丸
140キロ台を連発

 待ち焦がれたマウンドの感触を、笑顔で確かめた。春に中部大の初優勝に貢献しながら、肩の故障で出遅れていた4年生左腕金丸。同点の8回に救援で初登板すると140キロ台の速球を連発し、9回まで抑えて勝ち投手となった。「仲間が守る中で久々に投げられた喜びで、つい表情が崩れてしまった」

 宮崎・佐土原高で甲子園を経験した豪腕。入学時から期待を集めていたが、6月の全日本選手権の龍谷大戦で7回1/3を無安打に抑える好救援をみせると、プロからの評価が一気に高まった。

 しかし、8月の合宿中に昨年まで悩まされた肩の痛みが再発。夢を実現に近づけるはずだった秋の序盤を棒に振った。

 制球はやや定まらなかったものの、2回で3三振を奪うなど球威は健在。「まずは仲間と連覇を果たすこと。それが、別の目標にもつながればいい」。視線は10月のドラフトではなく、翌月の神宮の舞台へと向いている。 (鈴木智行)

(2008年9月29日 中日新聞朝刊27面より)
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