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2012.12.09
東海大学サッカーリーグ入れ替え戦 愛知東邦大初の1部昇格ならず
■審判不在で延期だった
東海大学サッカー1、2部入れ替え戦第2戦が8日、岐阜県大垣市の岐阜経大であり、初の1部昇格を目指す愛知東邦大(2部3位)は岐阜経大(1部8位)に0−4で敗れ、2戦合計スコア1−5となり昇格を逃した。この一戦は1日に予定されていたが、審判の手配ミスにより延期になっていた。
■確実に成長
愛知東邦大は強い向かい風にさらされた前半、CKなどから立て続けに3失点。藤川久孝監督(48)=中日新聞Jリーグコメンテーター=は「技術、走力、気持ち、すべてが足りなかった」と唇をかんだ。
立ち上がりこそ鋭いプレスが機能したが、27分にCKから先制を許すと、次第に敵のパスワークに圧倒された。「点を取られた後に、ちくしょうと思ってやり返す選手がいない」と指揮官。気落ちしたイレブンに、後半から3点差を盛り返すだけの力はなかった。
とはいえ、2006年に藤川監督を迎え本格的な強化に乗り出したチームは、10年に東海リーグ2部に昇格。昨年は7位だったが、今年は3位に食い込むなど順調に階段を上がってきた。藤川監督も「確実に成長はしてくれている。4年生は1年間よく頑張ってくれた」とねぎらった。
主将の佐々祐太(4年)は「今年は失点が多すぎた。課題を克服して、来年は2部で優勝するつもりで頑張ってほしい」と後輩たちの奮起を願った。(青山直樹)
■「来季は5位以内」 岐阜経大
完勝で1部残留を決めた岐阜経大の高橋監督は「セットプレーはうちの得意な形。先制してうまくリズムをつくれた」と表情を緩めた。パスサッカーを身上とするチームは、特に後半は小気味よくパスをつなぎ相手ゴールを脅かした。「リーグでも本来ならもっとうまくやれたはず」と指揮官。当然、1部8位という今季の成績には満足していない。「つなぎの部分を鍛え直して、5位以内を目指したい」と来季を見据えた。
▽2回戦(岐阜経大1勝1分け)
岐阜経大(1部8位)4 3−0 0 愛知東邦大(2部3位)
1−0
(岐阜経大は1部残留)
(2012年12月9日 中日スポーツ9面より)
東海大学サッカー1、2部入れ替え戦第2戦が8日、岐阜県大垣市の岐阜経大であり、初の1部昇格を目指す愛知東邦大(2部3位)は岐阜経大(1部8位)に0−4で敗れ、2戦合計スコア1−5となり昇格を逃した。この一戦は1日に予定されていたが、審判の手配ミスにより延期になっていた。
■確実に成長
愛知東邦大は強い向かい風にさらされた前半、CKなどから立て続けに3失点。藤川久孝監督(48)=中日新聞Jリーグコメンテーター=は「技術、走力、気持ち、すべてが足りなかった」と唇をかんだ。
立ち上がりこそ鋭いプレスが機能したが、27分にCKから先制を許すと、次第に敵のパスワークに圧倒された。「点を取られた後に、ちくしょうと思ってやり返す選手がいない」と指揮官。気落ちしたイレブンに、後半から3点差を盛り返すだけの力はなかった。
とはいえ、2006年に藤川監督を迎え本格的な強化に乗り出したチームは、10年に東海リーグ2部に昇格。昨年は7位だったが、今年は3位に食い込むなど順調に階段を上がってきた。藤川監督も「確実に成長はしてくれている。4年生は1年間よく頑張ってくれた」とねぎらった。
主将の佐々祐太(4年)は「今年は失点が多すぎた。課題を克服して、来年は2部で優勝するつもりで頑張ってほしい」と後輩たちの奮起を願った。(青山直樹)
■「来季は5位以内」 岐阜経大
完勝で1部残留を決めた岐阜経大の高橋監督は「セットプレーはうちの得意な形。先制してうまくリズムをつくれた」と表情を緩めた。パスサッカーを身上とするチームは、特に後半は小気味よくパスをつなぎ相手ゴールを脅かした。「リーグでも本来ならもっとうまくやれたはず」と指揮官。当然、1部8位という今季の成績には満足していない。「つなぎの部分を鍛え直して、5位以内を目指したい」と来季を見据えた。
▽2回戦(岐阜経大1勝1分け)
岐阜経大(1部8位)4 3−0 0 愛知東邦大(2部3位)
1−0
(岐阜経大は1部残留)
(2012年12月9日 中日スポーツ9面より)